panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

七転八倒河口湖


  (ホテルの部屋から夕刻。露天風呂からはさすがに撮れない)
  ま、いろいろあったのだが、一番の大事(おおごと)は、アジアはタイのときの後遺症で家人が腹痛嘔吐その他を併発して一晩中寝られず、翌朝7時には山梨赤十字病院にかつぎこまれたことであろう。というか我輩が車で送ったのだが。ノロウィルスとかなるとホテル全体が営業停止だし、そこは考えないと。そもそも同じだけ食べたあとの二人は何の兆候もないのである。しかも我輩はビールも日本酒もばかすか飲んでいた。
  やはり東南アジアの風土病というか病原菌は手ごわい。我輩も一時は重大事を覚悟した。2日は寝込んで、今日は何とかなっているが、明日はどうなるか、予断を許さない。ましてや油断など。・・・語呂が似てるので。失敬。
  こうしてブログは中断していた。結局帰宅後別の病院へ行き、様子をみているわけなのであった。・・・家人のタイには二度と行きたくないという気持ちはよーくわかる。さすがに今回は我輩も完全にタイを見限るかなと思った。自分がそうならないとも限らないし。・・・熱帯の発展途上国はやはりまだまだ怖い。
  さはさりながら、病院へ送り込んでホテルに帰り、我輩とその血族一名は朝食の席についた。ご馳走だった。たっぷり3杯、ご飯を食べた。あまつさえ血族一名は嬉々として朝風呂をあびに屋上に上がって行った。気に入った、というのが今回のその一名の温泉体験であった。うーん、先進国の若き血潮もまた、怖るべし、、、。

  この右側の方に富士山がある。ちなみに我輩は富士山愛好家ではない。私のやはり好きな山は中国南部からインドシナ半島にかけての石灰岩(カルスト)地形である。カルスト温泉というのが登別温泉の横にあり、中学時代泊まったが、うーん、そのよさに気づかなかった。でもこの河口湖の湾曲部はなかなかいい。老舗富士レイクホテルが対面になる。最初はそちらだったが、高いということで却下された。・・・運命の分かれ目だったかもしれない。