バットマン ビギンズ
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2008/07/09
- メディア: DVD
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いわずと知れた、アメコミヒーロー、バットマンの映画です。
この作品は、昔のバットマンシリーズの続編ではなく、新しくはじまったシリーズの第一弾で、今日からこのシリーズの2作目「ダークナイト」が公開されます。
この「ダークナイト」という映画、非常に評判が良くて、アメリカの映画興行収入の記録をバンバン更新しており、このまま行けば、「タイタニック」の持つトータルの興行収入第一位の記録を抜くのでは?といわれています。
コミック原作でここまで売れるのは、異例だと思うのですが、あまりにレビューの点数が高く、口コミでどんどん広まっていったほど、面白いようです。
それに先駆け、昨日ビギンズを民放で放送していて、なぜだか知らないけど、この映画を見忘れていたのでw、見てみました。
結論から言うと、非常に面白かったです!!
個人的には、前のティムバートン監督版よりおもしろいな〜、という気がします。
いや、ティム・バートン版は、あの監督ならではのくら〜い世界観が、僕のバットマンのイメージを形成しているため、「あれこそバットマンの世界!」って感じはするし、それがいいんだけど、、、
この、クリストファー・ノーラン監督のシリーズの方が、ずっと娯楽的で、バットマンの描き方も人間らしく、暗いというよりは迷走している感じの世界観を形成しており、見やすくて、楽しくて、とても考えさせられます。
「バットマン」にいいイメージが無い人も、ぜひこれは見てみてください!
単純に、映画として面白いです。
そういう意味では、「サイレントヒル」なんかが、ゲームを基にしていながら、映画として非常に完成されていたのに、近いかもしれません。
また、他のヒーロー(スパイダーマンとか)と違い、特殊な能力があるわけではない彼が、どうやって強くなったか、という点もきっちり描かれているので、そこもリアリティがあって、「ヒーローもの」が苦手な人にも、いけるかもしれません。
ストーリーは、まあ大体分かるだろうという前提で、省略しますが、見所として細かいところをあげると、
まず、「バットカー」が、かなりかっこいい!!
前のやつもスポーツカータイプで好きだったけど、今度のは戦車ですよww
クリスチャン・ベールやゲイリー・オールドマン、キリアン・マーフィー、モーガン・フリーマン、そして渡辺謙といった俳優の好演も素晴らしく、物語に厚みが出ています。
また、アクションシーン、CGによるゴッサムシティーの作りこみなど、映像面でも手抜きはありません。
特に、ゴッサムシティーは良く出来ていて、前までの実写版のゴッサムシティーが、「現実にある場所のどこか」というような感じがするのに対して、今回はおもいっきし未来です☆
ちょっと、うそくさいCGによる加工をしてあったりするところ(目が光るとことか)も、コミックっぽくて僕は好きですw
そうそう、細かい話なのですが、この作品、いきなり子供のころのフラッシュバックが入るシーンがあるのですが、そこでの場面の切り替え方は、さすがは「メメント」を撮ったクリストファー・ノーラン監督だな、というものでした。
一つ、残念なのは、ハリウッドのもつ日本の間違ったイメージが、やはりここでも発揮されているところですw;
まあ、もうネタに近いので、いいですけど。。。
でも、やっぱりちょっと残念です。
結論は先に述べましたが、そこまでダークすぎず、しかもいろいろと考えさせてくれる娯楽作品、という点で、多くの人にすすめられる、面白い作品だと思います!!
ぜひとも、これを見て、さらに「ダークナイト」も見に行きましょう!