惰性でブログやっている僕が選ぶ「話数単位で選ぶ、2014年TVアニメ10」

さてさて、大晦日です。昨日はコミケ行ったりしていまして、あまり事前チェックもせず戦利品も少ないですが、日記的なのはまた来年で…さあ、年末最後ということで、TVアニメベスト10の発表です。もともと、話数はやるつもりなかった(疲れるから)のですが、まあ、勢いでって感じで。順不同です。


残響のテロル 第9話「HIGHS&LOWS」

前にも感想書いたのですが、観覧車、時限爆弾、月の演出が完璧過ぎて鳥肌ものでしたね。この作品では、あの二人が社会への恨みを果たすとともに、人を信じた物語でしたね。

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ハピネスチャージプリキュア! 第44話「新たなる脅威!?赤いサイアーク!!」

物語終盤にきて、怒濤の展開。攻めの姿勢に感服致しました。


PSYCHO-PASS サイコパス2 第6話「石を擲つ人々」

個人的にサイコパスの1期は全然ノレなかったのですが、2は打って変わって面白過ぎてビックリ。誰にとっての「正義」か?って問いと、シュビラシステムの是非…毎回ハラハラさせてくれました。6話は前にも書いたのですが、敵対する相手との朱の接し方が、1期の時からの成長を感じられて良かったですね。

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結城友奈は勇者である 第12話「貴方は微笑む」

まどマギ」のコピーだと罵られていましたが、最終回見ての通りタイトルそのままでしたね。「ゆゆゆ」に置ける勇者システムとバーテックスの存在は、「舞台装置」であり、奥底のテーマを包み隠しているように感じました。「まどマギ」とは違って、彼女たちの世界が救われようが、救われまいが、彼女たちが幸せならばハッピーエンドなんですよね。「まどマギ」のほむらがどうしても辿り着けない夢(前編・後編のOP)がこんな風だったら素敵だなあって…。見事に「まどマギ」に叛逆したのではないでしょうか。

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繰繰れ!コックリさん 第11話「大人ドロップアウトでコスプレイ!」

コックリさんは全話本当に面白くて迷いました。特に8話の温泉回も素晴らしかった(ケツが)のですが、見ていて笑っていたのは、宇宙人の回かコレかな〜と思い。それに何よりも、コックリさんの幼女コスじゃないでしょうかねえ。(不適な笑み)


ガンダムビルドファイターズ 第15話「戦士(ファイター)のかがやき」

まさに神回とはこのことを言う!と気合いの入った物語でした。わざわざ全力で戦う方がリスクが高いのに、友と戦うときは全力だ。これが「ガンプラバトルだ!」と、このアニメのテーマ「趣味だから本気になれる」が100%濃縮され詰まった回だった。


スペース☆ダンディ 第4話「死んでも死にきれない時もあるじゃんよ」

サブカルほいほいアニメかつ、1話完結の物語ということで、選びたい話はいくらでもあるのですが、やっぱりロメロをオマージュし、さらに「ゾンビになったらどう生きるのか?」という哲学の域まで達したこの話を。コメディ要素強いので、『ショーン・オブ・ザ・デット』『ゾンビランド』『ゾンビーノ』が好きな人にもオススメできるかなと。

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SHIROBAKO 第12話「えくそだす・クリスマス」

PAの新境地というか、今アニメ界が必要にしていることが詰まったアニメなんじゃなかろうか。9話も「えくそだす」と「SHIROBAKO」が互いに共鳴し合っていて大好きなんですけど、12話は反則じゃねえかってくらい話が素敵。あと、あの馬見せられちゃあ、敗北っすね。最高でした。

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ラブライブ! 第9話「心のメロディ」

私から「みんなへ」ってのがラブライブ2期の強みであり、嫌いな人は嫌いなアレだったろう。僕は2期の方が好きで、とくに9話のくさっくっさな演出に持ってかれてしまいました。くっせえなあ〜と言いながらジャーマンメタル聴いている感覚と似ていますかね。気恥ずかしいのだけど、くっさいのが心に響いてくるってのが、自分的に正直になれているかなって。

四月は君の嘘 第1話「モノトーン/カラフル」

四月は君の嘘』も毎回楽しく見させて頂きました。特に1話の完全なる「一目惚れ」シーン。これは言うことないですね。Gレコでも「一目惚れ」表現ありましたが、「君嘘」の美術設計にうっとりさせられ、より効果的に演出が出来ていたのではないかと。

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【番外編】
さてさて、話数ではなく、総合アニメベストを↓

1.ガンダムビルドファイターズ
2.凪のあすから
3.SHIROBAKO
4.PSYCHO-PASS サイコパス2
5.シドニアの騎士
6.繰繰れ!コックリさん
7.四月は君の嘘
8.ラブライブ!
9.ピンポン THE ANIMATION
10.スペース☆ダンディ

大体は話数で触れているので、特に『凪のあすから』について。PAの全身全霊というか、これまでのPAの全てが注ぎ込まれているんではないか?と思わせるような美術に特化した作品だと思いました。また、ファンタジー作品ながら、実は普遍的な「世界」や「愛」のことをテーマとしていて、彼らの作る美しい絵と、そのテーマが共鳴し合い効果が生まれ、これぞ集大成と感じた。今年の彼らの作品を見ると、『凪のあすから』で集大成、『グラスリップ』で実験、『SHIROBAKO』で新境地、といったように作品ごと新鮮味を感じられましたね。来年のSHIROBAKO 2クール目も楽しみだし、今後も彼らの作品には注目していきたい。


■劇場アニメについて

特に良かったのは『たまこラブストーリー』でしょうね。この作品については、ブログ始め、空中キャンプさんの3本の企画にも選出したので省略しますが、この作品超えるのはなかなか難しいのでは?と感じた。あとは「モーパイ」「タイバニ」の劇場版も良かったし、『楽園追放』も良かったですね。
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【まとめ】
今年も大した数のアニメを見れなくて、もう少し頑張らなきゃなあ、、、という気持ちでいっぱいです。やっぱりどうしても映画に力を入れてしまい、来年からは映画少し減らしてアニメをもう少し見ようかな?という思いです。そんな中でも人生ベスト級『ガンダムビルドファイターズ』に出会えた喜びもあり、数は30本以下でしたが、充実したアニメ体験をさせてもらいました。来年も素敵なアニメに出会いたいですね。