独り暮らしに想う あれこれ 

N市に引っ越して来て6年が過ぎようとしていますが、周囲にお知り合いも居ないし、

独り暮らしの私は、閉じ籠っていてはいざ何かが起きた時に誰も知らず独りでウロウロ

する事になってはいけない!と努めて地域のイベントや集まりには参加するよう

心がけて来ました。

「春の町内お花見会」、「秋の丹波の黒豆がり」、時たまあるウオーキング等にも時間が

有れば参加しています。 M町内の回覧板で毎年回ってくる「町内もちつき大会」と

言うイベントには、町会長のFさんの奥様に声をかけてもらって昨年初めて参加しました。

お蔭で、HマンションのYさんやMさんともお知り合いになり とても親切にして下さいました。

先日も毎年の年末の行事、クリスマス親睦会に連絡を頂いて、他の用事で不参加の予定をして

いたのですが、わざわざ問い合わせのお電話頂いて恐縮しました。















本来あまり人中に出たくない人間なのですが、独り暮らしの老人の孤独死等のニュースを

度々聞くようになった昨今は、独りこもっているより自分から人間関係を広げて行く生き方を

することの必要性を感じるようになってきました。

人に迷惑をかけなければ良いと自分の殻に閉じこもる事は、高齢者にとっては、危険が伴う

生き方になると思います。 自分の存在を人様に知っていただく事の大切さ

私も独りで暮らすようになってから随分考えが変わって、自発的に人の中に入って

協調できる人間になって来ました。 お互いに助け合って自分にできる事、出来ない事、

その時々に適応して生きて行きたいものと思っています。

又、福祉のお世話になる事ばかり考えるのではなく、自分の健康は自分で護る努力を何年も

前から続けているお蔭で、最近の5.6年は、医療費のお世話にならずに済んでいます。

此れは、私なりのささやかな社会貢献のつもりでいます。 

最近はどうか知りませんが、一時午前中の病院の待合室はまるで高齢者の社交場のような

雰囲気をかもして出していました。

両手に山のような薬を抱えて勇んで帰って行く高齢者を見るにつけ何か違うのじゃないか?

と首をかしげる気分がしたものでした。













前期高齢者になるとこの地域では、一人住まいの高齢者対象に毎月昼食会の招待が来て、

まるで幼稚園児を遊ばせるような催しをしています。

私は一度も行った事は無いのですが、何か無駄な費用のような気がして仕方がありません。

それと同時に毎月配布される高齢者向けの新聞冊子も目を通す気にならない内容で、何時も

決まった人の文章が掲載されています。

そんな事に費用を使うより、地域で簡単な食事やお茶などが出来るような小さなコーナーがあれば、

一人暮らしの人が出掛けて行って簡単な食事をしたり、お茶を飲んで他の高齢者と交流して

時間を潰す楽しみの場に為るのではないかと思ったりします。

やはり上に立つ人が本当に一人暮らしの高齢者の身になって考える事が出来たら、決まりきった、

昼食会にはならないのでは無いかと思ったりするのです。

まあ、何事も ”言うは安し行うは難し” ではありますが・・・。