春の町内バスツアー


唐招提寺 金堂》













先日、以前から予定していた、町内のイベント、バスツアーで、薬師寺唐招提寺

出掛けて来ました。 漸く暖かくなってきたと思っていましたのに、昨夜から又冷え込んで、

一日小雪が舞ったり寒い日になりました。 朝、ピースをペットショップへシャンプーの為に

一日預けてお守りしていただく予定で9時前には迎えを頼んでいたのですが、受付嬢の

手違いで、9時前を9時過ぎとメモした為にピースのお迎えが来ないで、予定時間が過ぎてしまい

町会長さんから、 「Oさん!バスが待っていますから早くお願いします〜」 と電話が掛かって

パニックになってしまい、急いでキャリーの籠にピースを入れて、玄関のドア−の鍵を閉めて

階下に下り、踊り場のドアの所にキャリーを置いて、ペットショップに電話をいれました。

「玄関にキャリーを置いていますから大急ぎで連れに来て下さいね〜私は出掛けますから〜」 と

言って、飛び出しました。

息せき切ってバス待ち合わせ場所の公民館前まで駆けつけると、お隣のマンションのMさんが

心配して、バスから出て迎えに出てくださっていました。 心臓が口から出てきそうなくらい苦しくて

暫く青息吐息が治まりませんでした。

バスの中から一斉に皆さん此方を集中して見ておられたので、「すみませ〜ん、お待たせしまし

た〜」と乗車すると皆さん、にこやかに「ああ〜よかった〜」と言って下さり ほっとしました。

5分くらいの遅刻になってしまいましたが、寒さの所為か、参加者も何時もより少なくて、車内は

のんびりしたムードが漂っていました。














奈良までは高速に乗ると直ぐに到着した感じがするくらいで、最初の薬師寺もゆっくりと見学が

出来ました。 平日でもあり、人出もいくつかの少人数のツアーがあったくらいでゆっくりと拝観、

お参りをさせて頂きました。国宝の東塔は修理中でしたが、金堂の薬師三尊、平山郁夫画伯の

壁画などに感動致しました。 千年以上も前の仏像や白鳳伽藍など日本の国宝の美しさや技術の

素晴らしさに心打たれたひと時を過ごしました。

薬師寺は、天武天皇 持統天皇との関りがあり、インドカラーの影響をかなり受けた仏像や

建築物が多く見られたのも、とても興味深いものがありました。

その後、休憩に「かんぽの宿」に立ち寄り、昼食タイムとなりました。

そこそこのメニューのお料理でしたが、一同 楽しく美味しく賑やかに頂き、一寸したお買い物などを

した後、次の世界遺産唐招提寺へ向かいました。 途中の路には、梅の花が見事に咲き誇って

いるのを見ながら、まるで天平時代の人のように梅の並木路を歩いて行きました。

  



唐招提寺は中国から渡来された鑑真和尚の修業道場のような建物で金堂は弟子の如宝の尽力に

依るものと言われているそうです。

千数百年も前の建物や仏像を拝観しながら、其の裏に秘められた古代のロマンに心惹かれる気分でした。

特に天武天皇持統天皇の病気快癒を願って建立された薬師寺やお二人の天武・持統天皇陵は

夫婦合葬墓である事などを聞いて、天上物語ではなく人間らしい愛情の御夫婦であったのだと

古代の天皇人間性を身近に感じて暖かい気持ちになりました。
                     
      《三重塔は六重の塔のように!》                     

 
                     
             《梅が色々見事に咲いていました》