木の芽時の散策は発見がいっぱい!

《木香薔薇》もっこうばら














「 春の海 終日 のたりのたりかな 」    蕪村


ここ数日小春日和の暖かいお天気が続いているので、冬篭りのように近場で済ましていた

ピースのお散歩も少し足を延ばして散策する気分になって来ました。

ピースこそ良い迷惑で、食べて余り歩かないと少々肥満気味になって来て、気まぐれな飼い主の

所為で細い足に負担がかかる体重になって来ていました。

丁度良い機会と久しぶりにこの日はかなり遠くまで散策してとても色々楽しい発見がありました。

家の近くの、 I さん宅はモクレンを始め、ミモザや海棠 等など通るたびに目を楽しませて

貰っていましたが最近は、黄色い小さい粒が見えていた垣根の木がこの日 通ると それは、

黄色い木香薔薇(もっこうばら)で、6分咲きくらいにほころんでいました。

《鳴子百合》














少し離れた Kさんのお家の塀に つい先日地面に芽吹き始めていた植物が見違えるように

伸びて来て白い小さな花をつけていました。 カメラを向けていると奥様が出て来られたので

「これは何と言うお花ですか?」 と伺ってみました。「それは鳴子百合。双子百合とも言いますよ!

小さい花が二つ一緒に並んで咲くので・・・」 と教えて下さって、少し切って下さいました。

「 風吹かば ひらりと揺れる 花水木」     稲森如風

                  














近くの公園へ行ってみると市の花である 「花水木」がすっかり成長して大空に伸びていました。

白とピンクの「花水木」は風に揺らいで、春を楽しんでいるようでした。 

    《 ライラックの花 》















公園を通り抜けようとして入口付近で其れまで一度も気がつかなかったピンク色の房のように

なった花が揺れているのを見つけました。 近付いて見ると、其れは「ライラック」の花でした。

可憐で上品なライラック!如何してこれまで気付かなかったのか不思議な気がしました。

公園の横の公営住宅のマンションの敷地にも見事な 「ぼたん桜」 が満開で其の横を賑やかな

幼稚園児が眺めながら歩いて行きました。 広い門に沿って色とりどりの花が今盛りと

咲き乱れていてチューリップ、ニラ、オキザリススノーフレーク等 暫く楽しませて頂きました。

                     「 山路来て 何やらゆかし すみれ草 」  芭蕉
《これは何と言う植物?》
      
                   《こでまり》                     《白いオキザリス


帰宅すると、すみれがますます元気に育ち、こでまりやカラーが清楚に庭の片隅で咲いていました。

お天気が申し分なくピースは沢山歩く事が出来て、大満足のお散歩が出来てご機嫌でした。

自然の生命力は木々や花々を通して私達に伝わって希望を感じる季節、今は木の芽時真っ盛りです。