『名探偵の掟』東野圭吾

名探偵の掟 (講談社文庫)

名探偵の掟 (講談社文庫)

 「密室」を口にするのが恥ずかしい名探偵・天下一大五郎が、決して真犯人をあててはならず事件を解決してもいけない県警本部捜査第一課警部・大河原番三と一緒に、決して口にするものではない推理小説の楽屋話を交えながら、数々の迷事件を解決していく話。
 12の事件があって、密室、アリバイ工作、バラバラ死体、閉ざされた空間、動揺殺人など、全部違うトリックが使われています。こんなトリックを今さら喜ぶ読者がいるのかとか、自分の好みのトリックじゃないとかぼやきながら、天下一や大河原が謎を解いていくのが面白いのです。にやにやしながら読んじゃった。今まで推理小説を沢山読んでいればいるほど楽しめる本かも。エピローグとか。
 私は「第10章 アンフェアの見本」にやられました。まだまだ修行が足らんわい。
 

ありがとう〜

 お鍋の予定でしたが、夕方嬉しいお裾分けをいただきまして、崎陽軒シューマイで晩ごはん。ビールが欲しいところだけれど、まだ月曜日だから我慢我慢。デザートはクリスピーなんちゃらのドーナツ。
 「ものくるる友」は、良き友の第1だと兼好さんも言ってます。ありがとうございました。