アニメでおぼえる?

みなさんは、オノマトペ(onomatopee)という言葉を知っていますか?
音象徴語彙のことを指すのですが、擬声語・擬音語のように耳に聞こえるものを写した語と、擬態語のように耳に聞こえない状態・様子などを写した語があります。

擬態語の中でも、心理を表わす語を特に『擬情語』と称することもあるそうです。なんでも日本語のオノマトペはヨーロッパ言語に比べると3〜5倍も存在すると言われています。とりわけ擬態語が多く使われているそうです。

となりのトトロのフィルムコミックを見ていて、たしかに多いなと感じました。ヒラリ、グラグラ、ゴソゴソ、パクパク、ジーッ、トコトコ、チラッ、キョロキョロ、ピョン、ダーッ、ヒューッ、モゾモゾ、ドキッ、バシャ、ガサゴソ、ズルッ、グイ、ツンツン、ギュッ、ゴロン、なでなで、ピョコ、ズリズリ、ペコッなどいっぱいあります。

よくドキドキハラハラなんて言葉を書きますが、心理状態がその言葉だけで手にとるようにわかります。欧米人のように身ぶり手ぶりをおおげさにしなくても日本人は言葉だけで伝えることができるのではないでしょうか。

写真はシール台紙の制作過程です。