ルピナス探偵団の憂愁 (創元クライム・クラブ)
ルピナス探偵団の憂愁」津原泰水(図書館)を読む。とても面白い。
連作ミステリ4編。「ルピナス探偵団の当惑」の続刊にあたるが、本書から読んでも支障ない。単行本として完結している。ちょいメタ。
1-泣、2-知・冷、3-笑、と3話目を読んでる途中では「万華鏡のようにクルクル変わる煌きだ」等と思ったが、3話目の終わり方と4話目で統一したイメージにまとめてしまった感もある。一冊としての完成度も高まったとも言えるけど。
4話はミステリとしては少しアレ。
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(間違っているかもしれない)追記 3話の摩耶の台詞は1話の行動と突き合わせて考えると「自分には決して奇蹟が起きない」事を前提で話しているのでは。1話の被害者にも人生はあった。
感想リンク もはや単なる読書日記さん 体内時計25時さん ポケットにミステリをさん
「ルピナス探偵団の当惑」感想リンク

鹿男あをによし
鹿男あをによし万城目学(図書館)を読む。面白い。イラスト:石居麻耶 装丁:岩瀬聡。
テレビドラマ視聴済み。万城目学は初めて読む。
文体が思ったより「坊ちゃん」。ストーリーもテレビ版よりスムーズに理解。剣道シーンも巧い。
しかし、この小説をあのキャスティングでドラマ化したプロデューサーは偉い。
感想リンク Hybrid No.9→underdogさん

×××HOLiC アナザーホリック ランドルト環エアロゾル
×××HOLiC アナザーホリック ランドルト環エアロゾル西尾維新(図書館)を読む。面白い。装丁 斉藤昭+兼田弥生。
漫画のオリジナルストーリー3編。漫画・アニメとも、なんとなく知ってる程度。
2話目は俺の安直なミステリ脳を良い意味で裏切った。中だるみしてたけど。
1冊としてのカタルシスなし。
紫の縁取りの装丁による、読中の視覚的効果は なかなか。
感想リンク えすにズムの坩堝さん

「RD 潜脳調査室」4話

3話見逃し。
わからないまま、楽しめるような気がしてきた。
段取りの悪さというか、それぞれ勝手な行動をとっているのは「未来ではそれが標準なんだ」と諦め、スルーするが吉か。