産経の外交観。
国会情勢と切り離しを 首相訪中時期で二階氏-イザ！
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/china/108640
自民党の二階俊博総務会長は（中略）「国会会期がどうであれ、大事な首脳会談であれば（早期訪中すべきだ）。たくさんの日数が必要なわけでもないし、距離も近い」
産経新聞に載った共同通信配信記事で、首相訪中の日程を調整しに行った二階氏の見解を伝えています。ま、外交というのは相手国があってのことですから、よほどの非常事態でない限り、国内の日程より優先される、というのが常識かと思います。
ところで今月5日に、産経新聞はこんな社説を掲げていました。
【主張】民主党訪中団 この時期に説明つくのか-イザ！
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/107741/
先日のエントリ*1で取り上げた記事の延長ですが、数ヶ月前から約束していた民主党の訪中団に対し、国会会期が延長されたのだからそちらを優先すべきだ、と激しく非難する社説でした。こんな非難をしていたのはほぼ産経新聞だけだったわけですが、今回の二階総務会長の発言については、どう判断するんでしょうね。
