産経記者の世論調査観。

　7/8分です。セルジオ・メンデス氏の新作アルバムって。と思ったら1941年生まれで、案外若いのですね。いやなんとなく、アントニオ・カルロス・ジョビン(1927-1994)あたりと同じ世代かせいぜいちょっと下のイメージがあって……。アルバムの方は、音作りはだいぶ新しいものになっていますが（いやそれが彼らしさですが）、ボサ・ノヴァのソウルは昔のままみたいですね。

割れた世論調査、集団的自衛権の質問に“枕詞”つけた朝日・毎日、回答に影響？　＋（1/2ページ） - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140708/stt14070808020003-n1.htm

　村上智博記者です。メディアがこうして、メディアの方法論を検証することはたいへん良いことだと思うのですが、なんでも良いわけではありません。朝日新聞の世論調査が誘導的だった、だから集団的自衛権行使容認に「反対」が過半数となるような結果になったのだ、と言わんばかりの内容です。暗黙に、そんな誘導がなければ賛成多数になっていたのではないか、と言わんばかりの文章です。では、そうした誘導性を指摘できない毎日新聞や読売新聞の世論調査でも、選択肢を二択にすると反対が多数になることを、どう説明するのでしょうか。産経・FNN調査の、選択肢を三択にした質問で賛成多数になったことの方が正確に世論を反映している、と言わんばかりなのですが、賛成・賛成・反対の選択肢で賛成の合計が多かった、といっても、なんの自慢にもなりません。朝日新聞を攻撃するだけで、自社の調査方法についてなにひとつ検証していないのですから、最初に述べたように、検証としての意味がない駄記事になっているわけです。これは駄記事だ、読者をだますための記事だと、自分でやってて気づかないのですかね。