言語ゲーム

とあるエンジニアが嘘ばかり書く日記

Twitter: @propella

近況

永らく書いてなかった気がするので、記録のため近況を書く。最近は人から見てまったくつまらない毎日を送っている。毎日やる事が決まっている。昨日観たウッディ・アレンの映画が、つまらない男と結婚した女が、バルセロナの魅力的な画家の男に翻弄されるという話で、そのつまらない旦那の描き方が本当に痛く上手に描かれていて、主人公の女より画家よりなによりそのつまらない旦那に共感してしまった。

大体週末の朝は本屋か、あるいは道路を挟んだ Peet's という喫茶店で過ごす。昼は大体吉野家が多い。もしくは図書館の食堂で食べる。それから午後まで図書館で仕事をする(←いまここ)。夜はスーパーに行ってフードコートで食べるか、もしくは刺身を買って家で食べる。

あとは週末以外と同じで、スタートレックを観ながら夕食をとった後、少し仕事をして11時頃になるとジョギングと筋トレをする。ジョギングと言っても2キロくらいしか走らない。筋トレは腕立てと腹筋とスクワットを50回ずつ二度繰り返す。あとは寝そべりながら読書をするうちに1時半頃寝る。週一ほどのペースで英語でブログを書いている。会話したりメール苦手だからせめて英語で独り言でもと思って。あとはこの繰り返し。自分は日々違った事をするのが苦手だ。コミュニケーションも苦手。興味は異常に偏ってる。なんてアスペルガー的な!

寝る前に読む本は The Art of Prolog で、一晩三分の1ページ程度の超スローペース。昼間は SF の文庫本を読む。こちらは一ページ四分かけて、二ヶ月に一冊くらい。今までに The Hitchhiker's Guide to the Galaxy、The Door into Summer、I, Robot を読んで、今 Foundation を読んでいる。古い SF を読むと、昔の人が未来についてどう思っているか分かって面白い。的外れな予想は色々あるが、特に大はずれだと思うのが宇宙船でタバコを吸うシーン。今じゃありえんだろう。未来というのは常に予想の斜め上を行くらしい。

結局週末まで仕事をするのは、すごく焦っているから。一つは僕は未だに英語が全然分からないから、読まないと行けない物が溜まってどうしようも無い。あと仕事上のアイデアがいくつかあって、どれも作ってみないとうまく行くか分からない類いの物。これはとても辛い。去年は結局どれ一つとしてうまく行かなかった。うまく行かなかったと言っても、やり足りないから上手く行かないのか、方向性が間違っているからなのか、それが分かるまでには随分時間を浪費しないと行けない。具体的にはデータフローや Joy 言語に関係する話は、結局自分の中で実を結ばなかったけど、まだ正しい方向だと思っている。今休止してるのは、ネタ切れというより回りに賛同してくれる人が居ないというしょうもない理由で、本当は人を気にせずやるべきなんだろうけど、一目を気にする自分はどうしても後回しにしてしまう。

今やってるのは前書いたウェブ上にアクティブエッセイを作るという物で、こういうデモ映えがするやつは作りやすい。しかしこれでも、本当に実用的な出来るのかという大きな不安がある。まだ誰もこういう物を作ってないのが、誰も思い浮かばないすごいアイデアだというなら嬉しいがそんな都合が良い訳無く、誰かがやってみたが上手く動かなかったか、実際全く役に立たない物だったなんて事もある訳で、制作に時間をかければかけるほど大きくなるリスクにぞっとする。

どんどん良い仕事をしながら遊びも忘れない同僚達を見ていると、もしかして人生にはコツという物があって、僕はただそれを知らないだけで、無駄な事ばかりしてるんじゃないかと思う。でもそれが自分なんだから仕方が無い。