「SICP」と「The Little Schemer」

こんばんは。最近、子供たちが「お尻ブリブリこ」という言葉を連発しています。親としてはやめさせるべきでしょうか?しかし、「お尻ブリブリこ」が、ラテン語で「世界はひとつ、人類はみな兄弟」という意味かもしれないので、放置しているid:shunsukです。


さて、今回はSchemeに関する2冊の本を紹介したいと思います。まずは、「SICP」。正式なタイトルは「Structure and Interpretation of Computer Programs」です。日本語訳もでていて、こちらは「計算機プログラムの構造と解釈」というタイトルです。表紙の色から、「紫本」と呼ばれたりもします。


計算機プログラムの構造と解釈

計算機プログラムの構造と解釈


この「SICP」は、コンピューターサイエンスの教科書です。コンピューターサイエンスを学ぶための言語として、Schemeが使われています。ですから、Schemeを勉強するための本ではないんですね。コンチクショー。


日本語版は、訳がイマイチという噂があるため、英語版を読む人もいます。


Structure and Interpretation of Computer Programs (MIT Electrical Engineering and Computer Science)

Structure and Interpretation of Computer Programs (MIT Electrical Engineering and Computer Science)


ところが、英語版であれば、書籍を買わなくてもWebで読めてしまいます。私は英語版の書籍を購入しましたよ。持ち歩いて読みたいですからね。でも、分厚くて、持ち歩くのはしんどいです。。。


さて、とてもステキな香りのする「SICP」ですが、残念ながら途中で挫折してしまう人が後を絶ちません。私もそのうちの一人です。あなたもですか?じゃあ、仲間ですね!


そんなSICP挫折者の会を救う一冊が、「The Little Schemer」です。「SICP」を読むための本という位置づけらしいです。残念ながら日本語訳版は絶版となっています。ですが、9LISP発起人のvalvallowさんによると、英語でも読みやすいとのことです。


The Little Schemer (The MIT Press)

The Little Schemer (The MIT Press)


「The Little Schemer」もコンピューターサイエンスの要素を含んではいますが、Scheme自体についての解説も充実しているようです。師弟による対話形式で進んでいくため、読みやすく分かりやすいということです。私は「The Little Schemer」は未読なので、これ以上詳しくは書けません。valvallowさんに聞いてみますね。


最近では、Schemeでコンピューターサイエンスを教えるところも少なくなってきたようです。ですが、いまだに根強い人気を誇る「SICP」。そして、「SICP」を読むための「The Little Schemer」。チェケラ(つまりcheck it outのことですが)ですね。

お尻ブリブリこ(世界はひとつ、人類はみな兄弟)