quadratureのシニカル日記

イヤなことは壺の中に

田中角栄と孫崎享

NEWSポストセブン( 国内【日米首脳会談・屈辱の歴史】罵詈雑言の角栄ニクソン会談)2017.02.06

外交評論家・孫崎享(うける)氏
日米首脳会談で最も煮え湯を飲まされたのは田中角栄首相でしょう
田中は独自外交で米国の頭越しに日中国交正常化を目指した。それを知ったニクソン大統領は対中国外交で日本に出し抜かれることを恐れ、「日中交渉の延期」を申し渡すために腹心のキッシンジャー大統領補佐官(後に国務長官)を日本に派遣した。

さらに、1972年8月、田中は中国訪問に先立ってハワイでニクソンと首脳会談を行なったが、ニクソンキッシンジャーも激怒していた「汚い裏切り者ども(bitchs)の中でよりによって日本人野郎(Japs)がケーキを横取りした」(キッシンジャー
この首脳会談で米国側から日本にロッキード社のP-3C対潜哨戒機の売り込みがなされ、後に田中を失脚させるロッキード事件の伏線となったとも言われている。

しかし、他にも、綱(糸)と縄(日米繊維交渉と沖縄返還)の話や、原油輸入問題(資源外交)などがあるので、どれが引き金になったかは議論の余地があろう。
しかし、しかし、是非確かめたいのはそのお先棒をかついだ立花隆がCIAから情報を貰っていたか、である。
と思ったら、すでに最近、そういう情報が巷に出ている。みんな考えることはいっしょだネ。