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ロッキード事件

社会

ロッキード事件

ろっきーどじけん

 全日空の新機種選定に絡み、前内閣総理大臣田中角栄が、1976年7月27日に受託収賄罪および外為法違反容疑の疑いで逮捕された。他にも佐藤孝行総務庁長官や橋本登美三郎運輸大臣が逮捕され、戦後の最大の疑獄事件となった。

 1976年2月4日に米国上院で行われた、上院議院多国籍企業小委員会(チャーチ委員会公聴会で、米ロッキード社が全日空をはじめとする世界各国の航空会社に大型ジェット旅客機「L-1011 トライスター」を売り込むため、各国の政府関係者に巨額の賄賂をばら撒いていた事が明らかになったのが発端。

 さらにその後、ロッキード社のコーチャン副会長とクラッター元東京駐在事務所代表が、日本においてロッキード社の裏の代理人的役割をしていた大物右翼児玉誉士夫に「コンサルタント料」として21億円あまりが流れ、さらに児玉から国際興業社主の小佐野賢治や、ロッキードの販売代理店である丸紅を通じ、時の総理大臣田中角栄に対し5億円が密かに渡されたと証言。工作の結果、全日空ロッキード社の製造したL-1011トライスターを発注。

 事件関係者として衆議院予算委員会小佐野賢治や桧山広?丸紅会長、若狭得治全日空社長などが証人喚問された(後に3人とも東京地裁に起訴され有罪判決)。田中元首相に対する公判1977年1月27日に東京地方裁判所で開始、1983年10月12日に田中角栄元総理に懲役4年の有罪判決が下る(5日後に保釈金2億円を払い保釈)。田中は控訴したが1987年7月29日に控訴棄却上告審の最中の1993年12月16日、田中の死により公訴棄却となった。