(借方)外注費500万 /(貸方)現金500万――この仕訳が「事件」の予兆になる理由 試験なら満点の仕訳が、実務では「重大なアラート」を鳴らす。その理由を、新人経理部員のリアルなエピソードから解説します。 ある新人経理部員の告白 ある日、上司が1枚の請求書をデスクに置いていきました。 「これ入力しといて。急ぎだったから、もう現金で払っておいたよ。」 請求書には、聞いたこともない会社名。内容は「AIシステム開発」。仕様書も契約書も添付されていません。新人は何の疑いもなく、こう入力しました。 (借方)外注費 5,000,000 /(貸方)現金 5,000,000 さて、あなたはこの処理に納得できま…