55年生きてきて多くの漫画を読んだ。きちんと記憶にあるのは、小学5年生の頃、習い事に向かうバスの中で週刊誌を読んでいたこと。確かサンデーの巻末がだいたい「ダメおやじ」で、当時はもう当初のドギツイ路線ではなくほのぼの漫画に変わっていた。ちなみに、このダメおやじ、前半はうだつの上がらないダメおやじを、嫁であるオニババや娘の雪子、息子タコ坊に虐められるというストーリーなのだが、後半は一転、ダメおやじが社長となってオニババは優しい妻となり、ほのぼの路線へとものすごい転換をするが、その両方で受け入れられ人気があった稀有な作品である。前半のダメおやじが家族に虐待されるパートは、今ではほぼコンプライアンス違…