隋唐演義つづき

とりあえず13話まで見た。

うーん。なんか主役(严宽さん)がチートすぎる。たとえば水滸伝宋江って、うだつの上がらない小役人であるにもかかわらず、どこへ行っても「あの宋江」と言われ哥哥,哥哥と慕われまくり困ったことがあっても必ず誰かが助けてくれる、というキャラで、納得はいかないけど水滸伝はそこが面白いらしいのですが、この主人公である秦叔宝はそれに輪をかけたアレです。なにしろ、実は王家の甥だし、怪力で、武術も抜群、頭もいい上に、賢い愛馬もいるし、庄主とは兄弟の契りをかわしてるし、困ったことが起きても誰かが力になってくれるし、戦場では手柄を立てるし、なのです。

多分そんなにバカみたいにチートだったら話が成立しないと思うので、これから困難が待ち受けているのでしょうけど、なんか今のところ、この主人公はあまり魅力的に感じない。目の保養にはなるけど、なんかイマイチというか今三くらい感情移入ができない。

逆にですね、すごいこの人いいわ、というのが、富大龍さん演じるところの晋王→皇太子の楊廣ですね。この人はイケメンとは違うのだけどすごく魅力的だというのは大秦帝国縦横でも思ったのですが、それに輪をかけてこっちはすごいです。何しろ、兄である皇太子を陥れて自分が皇太子になるために、実の妹を殺してその罪を兄になすりつけるんですから。その妹殺すのも、自分が女侍らせてる秘密の場所に妹が迷い込んできたら、侍らせてた女けしかけて「脱がせろ」とか、あら、いやだ何するの、みたいな感じでwktkでした。

で、楊廣の側近の宇文化及の息子に宇文成都という人が出てくるんですが、この人がなんかまた複雑な人で、ちょっといろいろ目が離せません。


…って実は仙剣奇侠傳3のDVD(経済版っていう画質の悪いやつ。1枚に6話入ってる)を買ってしまってまだ1枚分しか見ていなくて、そっちも中文字幕なので、両方平行してみるのは私の中国語力では非常につらいのですが(しかもこっちは主人公がやたら早口なんだよな)、なんとか頑張ります。

そして7月には蘭陵王の字幕版とか、宮鎖心玉とか始まる。