木曜句会再び

「豆の木」の木曜句会に、また参加してみた。
前回は身構え過ぎて緊張しまくって無我夢中のうちに終わってしまったのだが、今回は2回目ということでずいぶんリラックスして臨むことができた。何より、句会として楽しむことができたので、とりあえずは満足である。
今回のお題は「シャツ」「階段」「傘」「ストロー」「袖」「冷酒」「上」。出句と点数は以下のとおり。

ぽつりぽつりと身の上話蛍の夜  0点
冷酒をあおりようやく笑ひけり  0点
立ち止まりやがて別れる日傘かな  1点
ストローを曲げて向日葵咲きにけり  1点
階段を転がり落ちるパナマ帽  1点
颯爽と開襟シャツのプロレスラー  0点
甚平の袖が短ひ夏休み  1点
夏の蝶北に向かひし上野駅  2点
階段の隅に飾りし水中花  2点

点数的には、ちと寂しい結果であった。もっとも、最高点数が4点と票が割れた状態だったので、それを考えればどうにか健闘した部類か。
総じて指摘されたのは「言い過ぎ」「一言多い」という点。「立ち止まらなくてもいい」「ストローは曲げなくても」「転がり『落ちる』は言い過ぎ」「甚平と夏休みは季重なり(爆)」「北に向かうか上野駅かのどちらかで」……あうあうあう。
どうも、イメージを盛り込み過ぎるというか、ダメを押しすぎてしまう傾向があるらしい。もうちょっと焦点を絞って、すっきり詠んだ方がいいのかもしれない。またひとつ自分の弱点が明らかになったようだ。
木曜句会は、皆さんが忌憚のない意見を述べてくれるので、とても勉強になる。時間は短いが、得る物は多い。これからも積極的に参加していきたいと思う。