3月11日 これからもよろしく〜1年後の君に祈る

テレビの画像を見て一人泣く

1年前の3月17日にこんな事を書いていた


「2011年3月17日 これからもよろしく」

地震から1週間

ファッション業界もイベントや展示会中止、延期で壊滅的な状況

近郊のデパートやファッションビルなんて部分停電の影響でやるかやらないか、中で働いてるスタッフすらわからない

あれ以来、いわゆる「お団子」が続いてる売場が続出

売上ゼロって事ですよ

らぴさん担当の北海道エリア

東北通って物流行くから商品すら発送出来ない

唯一クロネコヤマトが北海道便の発送請け負ってくれるのわかって毎日送り状書きまくってる

例え1着の服のご注文、1個のバッグの追加でも今の売上不振に苦しむお取引先のセレクトショップには貴重なはずだから

仕事やっててモチベーションが下がってるわけじゃないけど 何よりへこんだのが昨日見たテレビの画像

石巻の避難所にいるある中学三年生

お父さんがいまだ行方不名だけど「必ず助かってる」って彼は信じてる

昨日は卒業式だったけど当然中止

「やってれば出席してくれてたはずのお父さんに何言いたい?」と聞かれた彼

声をつまらせながら「今までたくさん怒ってくれて時々、誉めてくれたお父さんに15年間ありがとうって伝えたい。仕切屋だからどこかの避難所で仕切ってるんだと思う。」

「会えたら、っていうか必ず会えると思うけどこれからもよろしくって言いたい。」

そこの中学は高台にあったから生徒は無事だったけど津波で一瞬にして何百人も孤児が出たっていわれるエリア


正直、こんな時に洋服売ってる場合じゃないし洋服買ってる場合じゃないんだろう



あれから早くも1年経った

君は元気にしてるだろうか


一家の大黒柱が突然いなくなった君の絶望感はオヤジが墜落死して突然目の前からいなくなったらぴにはよくわかる

この世で一番大切な自分の子供の成長を見ずして亡くなったお父さんの無念さは一児の親のらぴにはよくわかる


でもね


「15年間今までありがとう。これからもよろしく」って言ってくれた、立派に成長してくれた君の言葉でどんなに君のお父さんは救われたか


君の肩越し、背中の後ろにはいつもお父さんが見守っている

それは間違いなく確かなこと