グリーンピース幹部逮捕について

幹部が鯨肉窃盗で逮捕
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080620-00000909-san-soci


同団体は次回サミットでも何らかの活動をするものとされている。
間違いなく今回のことはグリーンピースが悪い、支持できない。
しかし、この逮捕とサミットは無関係ではないだろう。


環境保護団体による運動は西洋文化圏で盛んであるが、日本は本来自然と対立せず、むしろ自然に逆らわない中でそれを利用してきた文化を持っている。鯨に関してもグリーンピースの言うようなことがずべて肯定されるべきではないと思うが、確かに近代に入り、それまで以上に取っているのは確かだ。
世界中にはさまざまな食文化が存在する。しかし近代に入り、多少の変化が見られる。といってもこれは人間から見て「かわいい」動物を中心にしてである。
サルの脳みそを食べる中国の一部では、近年代用品として豆腐が使われているようだ。
韓国でも最近は犬を食べる人は少ない。
日本人も本来は好き好んで鯨を食べてきたわけではなく、あまりおいしくないのが正直なところなのだが、ここまで摩擦が起きているのだからもう取らなくてもいいようにおもうのだが。なんだか鯨を取ることが日本の威信がかかっているぞという動きになっているというか、意地になっているのではないか。また、鯨はめずらしい、高級だというイメージが広がり、利益を生んでいるのである。


環境保護のために、というのは本当に大切だが、同時に突き詰めていけば文明社会そのものが否定されなければならなくなる。
一体最終的にはどうしたらいいのか。
新しい科学の発展に期待するのみか、それとも人間個々の倫理の問題によって解決すべきか・・・。
ブント荒派のようにかつての左翼組織が環境保護団体となった例は多く、マルクスは環境問題も解決する!といわれるような運動が盛んになってきた。
うちの大学でも琵琶湖の環境を中心に環境問題は経済問題として取り上げられ始めているので、具体的に勉強していきたい。