MEMEの日々のことども

日々の星屑を拾って書き残そう・・、そんな「85歳」。  HP「素材の小路」「MEMEのベランダ」(裸婦デッサン等)「MEMEの便箋」「ドレスの小路」「けいの部屋」など。

レトちゃん

retoto2006-01-30

昨夜は、ゴールデンの老犬「レト」ちゃんに何回も起こされて、いやぁ〜参った!参った!
目の上の腫瘍が酷いことになっているし、前足の肘の部分も大変。
でも、何とか食事をしているのでまだ大丈夫だとは思うけれど、私達のベッドの足元で、夢にでもうなされているのか「うきゃん!ううう」などと寝言をいったり、足で戸をダダダダと蹴ったり、何とも騒がしいのだ。
まだ大丈夫・・・とは、いつか決定的な日が来る・・・といつも怯えている私達だから、「すわ!痙攣か?!」「今の声は痛いから?」などと、夜中に耳がだんぼちゃんなのだ。
同じ時期に飼い始めた息子のところのラブラドールの「玉五郎くん」はもう2年ちょっと前に★になっているし、うちの子も「10年」と言われた寿命を2年以上も超過しているので、いつか・・・という思いはいつも心にある。(ラブ系は結構短命らしい)
動物とはいえまさに「家族」だから、過去の今までの子たちの思い出も切なく心に刻まれている。
最初に飼ったのが真っ白な「スピッツ」。新婚半年位に、あるキッカケで我が家にやって来た子。吉田茂首相の所で飼われていた犬の子供だか、孫だとかいう話だった。
ふわふわの鞠のようなスピッツの名は「パル」。まるでパールのような輝きだったから。
間もなく生まれたわが息子の出現に、、まん丸な黒い目でまるで弟を見守るように覗き込んでいる写真が残っている。
この子とその娘の生涯は、信じられないようなことで結末を迎えたことだった。
私達一家は、主人の転勤により大家族(11人と犬一匹)から離れ、高知へと旅立った。その時はパルも飛行機で一緒にかの地に降り立ち、鏡川で遊んだり、自然に親しんだものだった。
2年程後主人のイギリス留学が決まり、再び東京に引き返す当たり、社宅がマンションだったこともあって主人の実家の庭で飼って貰うことになった。
パルにとっては里帰り、義母たちにもとても可愛がって貰ったので、安心してお願いしたものだ。
ところが、ふと目を離した隙に何と!赤ちゃんが出来て・・・。間もなく可愛い子たちが5匹も元気に生まれ、その中の一番パル似の真っ白な娘を残して他の子は貰われて行った。
その親娘、仲良く庭で遊びまわって幸せな日々を過ごしたが、ある朝、パルが寄る年波で突然小屋の中で果てているのを発見、こともあろうに、その日以来ぱったりと「チビ」が食事を受け付けなくなり、その一週間後、後を追うようにお★さまなってしまったのだ。
こんな親娘の生涯を思うと胸が熱くなる。
その後、家の新築に伴って飼い始めた「えりなちゃん」、「ルナちゃん」、今の「レトちゃん」と続くのだが、ある方に、「お宅のわんこちゃん、みんな『ラ』行が付いているのね」と言われて初めて気が付いた。そうなのだ!この不思議な『ラ行』のエニシに結ばれた子たちの話は、後日またゆっくりと書くことにしよう。
今夜はゆっくりと寝られるかな・・・?
レトちゃん、よろしくね!

追記
昨夜はレトちゃんはとても静かに寝ていた。まるで一日中眠っているので、夜と昼の区別が出来なくなっているのかなぁ・・・。
ところで、寝ながら考えたら、何と!前に我が家で飼っていた「亀」の名前が「ホルチ」君。これも見事に「ラ行」入り!!! (@_@;) うふふ

そして、今、午後3時過ぎにまた思い出した!
そうだ!我が家で初めて飼った「インコ」が「ロビン」・・・。(^_-)-☆