ハワイのマウナケア山頂に30メートルの望遠鏡 | その他 | sorae.jp

 30メートルでいったい何が見えてくるのか、wktkが止まらない。以下余談、というかGarbage Collection(2009-09-07)を読んでのひねくれ者の思いつき。

実は日本も前々からこの計画への参加表明をしていましたが、『すばる』が設置されているマウナケアに内定したことで、日本のプロジェクト参加もさらに具体化しそうです。
口径が30mもあればこれまで見えなかったものが見えてくるはず。とはいえ、闇雲に空に望遠鏡を向けても面白いものが見られるとは限りません。限られた観測時間の中で効率よく観測を行うためには予備調査が必要になります。もしTMTがマウナケアに作られれば、視野の広いすばる望遠鏡はこの予備観測での活躍が期待できます。もし逆に、TMTの建設が南米に決まっていたら、日本は南半球に大型の可視光望遠鏡を持っていませんから、こういう協力の仕方はできなかったかもしれません。というわけで、これは日本にとってもグッドニュース。

 TMTができるとすばるはその副鏡になる、という書き方をすると身も蓋もないな。もっとも、副鏡としてでも充分に活用され、かつ、そのために充分な予算が確保できるようなら、その次の段落から心配されてるようなTMTへのアクセスは得られたけれど、あとにはぺんぺん草も生えない事態より百万倍はマシなんだろうけど。

桜坂洋『よくわかる現代魔法が256倍よくわかる本』(集英社スーパーダッシュ文庫)

 ま、とりあえず『紅〜醜悪祭 下』『紅 公式ファンブック』よりはかなりマシなコストパフォーマンスであった。短編とはいえ一応は独立して読める新作が書き下ろされ、あとがきを信じるならば作者もペースを上げる気はまるでないが書く気自体はないわけではないようであるし。
 いや、用語集とかかなり力が入ってるのは分かるし、呪文基礎講座なんかも本編を読んでていまいっちょピンとこなかったところをピンポイントでクリアしてくれてて、とても良いものなのですが。ともかく編集部の姿勢(と筆者のやる気と速度)が信頼できないと、これほどまでに印象がマイナスに振れるのだなぁ。

よくわかる現代魔法が256倍よくわかる本 (よくわかる現代魔法) (スーパーダッシュ文庫)

よくわかる現代魔法が256倍よくわかる本 (よくわかる現代魔法) (スーパーダッシュ文庫)

時事ドットコム:海自の医師を選抜へ=宇宙飛行士候補を追加−大西、油井さんと訓練・宇宙機構

 おめでとうございます、めでたい。

 宇宙機構は当初、大西さんら2人の採用で2015年まで予定されているISS運用に必要な長期滞在要員は確保できたとみていたが、今年7月に開かれた宇宙機関同士の会合で、日本の飛行士の数が各国に比べ少ないことが判明。15年までに数回の長期滞在の権利があることや、15年以降のISS運用延長の可能性もにらむと、人員不足に陥る恐れもあり、30代前半と若い金井さんの追加を決めた。

 しかし昨今の報道(1, 2, 3)を見てると、主にNASAの予算的な理由で、さくっと梯子を外されそうな嫌な予感がしないでもないなぁ……いざとなれば中国(1, 2, 3)かロシア(1)に便乗させてもらえたりは……難しいだろうなぁ。