行け!! 鉄人

もう既に この言葉を聞いても解らない人のほうが多いのでしょうが(って、実は私もLiveではないです)これだけでわかるおじさん達もたくさんいます。
それぐらい有名な言葉で、ハンドルが2本ついたコントローラーを握って 正一正太郎少年が 鉄人に向かって言う台詞なんですが。
さて、このハンドル2本のコントローラー二本なのですが、実際どういう構造になっているのか非常に興味が有ります。
あるときは、空を飛び あるときはしゃがみ込んだり と多種多様なアクションを見せます。じゃあ、あの二本で駄目なのであれば他には何を、やはりあの言葉かもしれません。
「ゆけ鉄人」の中にコマンドが含まれていて 動いているのかもしれません。ピンチになったときに強い意志を目に宿した正一正太郎少年の「がんばれ鉄人」に答えて 頑張る鉄人の姿は勇士というものでしょう。しかし、「頑張れ」といわれて手を抜くロジックが無い限りそれで力強くなる辺りが疑問です。とすれば、言葉でもないようです。
じゃあ、握った手のひらからの神経を流れる微弱な電流をコマンドに替えて・・・・などと既にSFの世界のようです(一部が実現化はしているようですが)
じゃあ、それができるまでロボットが人のように出てこないのかというと 最近竹の子のように二本足歩行するロボットたちが出てきています。
一言で歩くと言うだけでも、昔のぜんまいのロボットではないので 数十個のモーターやアクチュエーターを操るわけですから コンピューターの助けを借りずにスイッチ操作でコントロールする事は不可能に近いと思われます。
ですが、コンピューターの進歩でそう言ったところがカバーできるようになってきています。この発想は勝手な事ですが ゲームのお陰ではないかと思うのですが。
単純なものでは 上下左右の8方向キーと ボタンが数個でテレビゲームの画面のロボット(人型のもの ロボットではなく人の場合もある)が決められた行動とはいえアクションを起こします。
少し複雑になると、「バーチャロン」のように二本のスティックに幾つかのボタンでかなり複雑な行動すらできるようになっています。
じゃあ、と 幾つかのパターンを記憶させればある程度ロボットが動くのかと言えば、そこは現実の世界。重力と言うどうやっても切れない物があったり 風や地面の状態によって同じ行動を行っても結果が違うということも 多々あり 大企業 HONDAやSONYがロボット然としたロボットをようやく出しているぐらいだと思っていたら 実は知らない間に時代はかなり進んでいたようです。
前置きが長かったのですが、本日 「ロボットフェスタ」に行ってきました。夢を語るのに必要なのかアニメやSFのキャラクターが並んでいて 展示物には「番龍」初め色々なロボットが展示されています。
他にも市販されている一般的なロボットが展示されているイベントで 子供連れで行くにはおもしろいものでした。勿論無料ですし。
そのイベントの中で、一つだけ舞台でのイベントがありました。
最近テレビの番組でも時折見るロボット達が舞台で戦うと言うイベントです。
例えば、「クロイノ」が最初に出てきました。
http://www.eonet.ne.jp/~robo-garage/robo/chroino.html
動画ファイルもここに添付されているので見て頂ければわかるとおりに 非常に外観のかわいいロボットです。
そのロボットが、座った状態から手をついて起き上がり、両手を服で払って(って着てないですけど)歩き出す姿を初めて見たときには やはり生で見ると言うのは違うものだと思いましたし 感動しました。
動画で見たとおりの姿が 十数メートル前で繰り広げられるわけですから。
6体のロボットが、ファイトを行い勝ち残っていくスタイルの戦いの決戦を見たわけなのですが お互いの個性もアクションもかなりすごいものです。
それよりも驚いたのは、難しい操作を 手に持ったプロポのようなもので制御している事です。
幾つかのアクションは、恐らく取り付けられたボタンで 搭載されているマイコンが制御するのでしょうが それでも鉄人よろしく スティックとボタン程度で歩いたり、こけたら起き上がったり、走ったり 歩いたりというアクションを実現できるのです。
偶然でしょうが、逆立ちの体制からキックを行うロボットを、もう一体が伸ばした両腕の間で捕まえリングの下へ投げ飛ばす姿は あまりにも見事 LZ2で撮影している動画のフレームが動いてしまうほどでした。
そんなにも、と動画を見るだけで理解できないとは思いますが 機会があれば是非ご覧下さい。
間もなく「ロボカップ(大阪)」も有りますので・・・・・