富田玲子さんのトーク「建築オノマトペ──〈心地良いくらしの場〉をつくりたい」を神保町のサロンド・冨山房 Folioで聴いた。みすず書房創立70周年記念「Misuzu 秋の連続夜話」全5回の第4回。富田さんの語り下ろしの著書『小さな建築』(2007)がみすず書房から刊行されているためだと思う(近いうちに増補版が出るとのこと)。
お話のなかでたびたび登場した象設計集団の《進修館》(1980、)と《宮代町立笠原小学校》(1982、)は、いま非常勤で通っている日本工業大学と同じく、埼玉県の宮代町にある。《進修館》のほうは大学に向かう道に面してあるので、(はじめは象の仕事と知らず)立ち寄ってみたこともあるのだけど、行ったことがない小学校のほうも含めて、日工大に通っているうちに、もうすこしじっくり見てみようと思った。富田さんとは2005年、持ち主が替わって独自に改修されていた《ドーモ・セラカント》(1974)にご一緒したことがある。十年一昔。