七月のおでかけ

前衛下着道 ―鴨居羊子とその時代 @川崎市岡本太郎美術館
 
http://www.taromuseum.jp/exhibition/archive/2010.html

念願だった「女は下着で作られる」の映画が観られて感激。映画としてはンンンだけれど、鴨居羊子ファンとしてはあちこち興味深く痛快だった。創立時のチュニックの下着は今見ても「こんなの欲しい!」とジタバタしちゃう新しさ。1955年のことなのにすごい。今のチュニックで復刻販売すればいいのに、というかして欲しい*1唐ゼミの舞台装置(?)に飾られた下着たちもおもしろかった。舞台装置はアングラな時代感なんだけど、実際チュニックが世に出たのってこのくらいの頃なんじゃない?て思ったらひたすら感動。まったくなんてすごいこと。人形たちもいきいきして見えた。鴨居さんの絵や人形の写真もたくさん展示してあって見応えがあった。

会場の川崎市岡本太郎美術館は、ちょっと辺鄙な場所にあるけれど、緑がとてもきもちいいし、まわりに日本民家園があるし、絶好のおでかけスポット。またゆっくり遊びに行きたい。

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マン・レイ 知られざる創作の秘密 @国立新美術館国立
  
http://www.man-ray.com/

美しいものを見せてもらうんだーと勇んででかけたら、ちょっと違った。マン・レイといえばのアレやソレが展示されていないんだもの。ちょっと残念*2。美よりマン・レイの内面にスポットをあてたような展示。ヒューマン的というか。今まで観た「マン・レイ展」は美にスポットをあてたものばかりだったので、切り口によってこんなに手触りが違うんだーと感心しました。最後の妻・エリザベス関係の展示がひじょうに充実していて、本妻は強いな、と非常に下世話な感心もしました。あとグッズがかわいくってニクい。買っても使ったことないよと思いながらピンバッチなど買ってしまった。
(乙友に教えてもらったのですが、マン・レイ展のブログが充実してます。川島小鳥インタビューもあります(→☆) )(あと、HPにも注意書きがありますが、会場内かなり冷房が効いています。寒がりな人は上着必須かと)

*1:特にあのスモーキーな色を何枚もつなぎあわせたスリップ素敵だった

*2:でも最後の映像にはでてきたのでまあよし