珊瑚って何を食べるの

最近、子供からの質問がなくなってきた。理由として、次男Bは春休みが終わって幼稚園が始まってから、帰宅してすぐ寝ているので、次男的には質問している場合ではない。長男Aも、3年生になって、親に教えたがることが多くなって来たように思う。そして、「へぇ〓」とかちょっと大げさにビックリすると「ママって大人なのになんにも知らないんだ〓」と言う。
近頃の子供向けテレビも、実際に子供たちが地方に行って体験取材しながらの番組などがあって、情報が豊富。こちらもついては行けない。先日も某国営放送で、子供が沖縄に行って体験取材をしながらの番組があった。これを見た長男A
「珊瑚って何を食べるの〓?」
思わず
「魚かな?」
とか言っちゃったわけだが、そんなことは全然ないっスよね?

珊瑚は、「ニモ」でお馴染みのクマノミなんかが、隠れる絶好の場所であって、珊瑚が魚をたべちゃおしまいだわ(笑)。と思ったら、魚を食べる珊瑚がいるみたい。
サンゴ中毒というサイトを運営している精神科医のお医者さん。水槽での飼育がかなり趣味のようで、珊瑚も飼育していて、お刺身を珊瑚に与えてるとのこと。以下引用。

珊瑚は小さなイソギンチャクの集合体の様なもので、その中に共生している植物プランクトンの多少により太陽光で十分栄養のまかなえるものから、餌が必要なものまで様々です。餌を食べる珊瑚には刺身の残りなどを冷凍し、週に1回くらい与えていますが、取り込むのが遅いのです。油断すると魚に餌をパクられてしまいます。これをやられると珊瑚は弱りますので、珊瑚が完全に餌を取り込むまでの30分間、魚が珊瑚に近寄る度にタオルで水槽をたたいて威嚇したり、棒を水槽に突っ込んで追い払ったりします。
すごいですねぇ、30分も水槽に張り付いているのでしょうか?珊瑚はプランクトンを食べる、いわば「肉食」らしいです。では、断面でどんな形をしているかというのは>こちら

さらに褐色藻と珊瑚は共生していて、この褐色藻が珊瑚に必要な光合成を行い、栄養素や石灰質の珊瑚の骨格をつくっている。ところが、この褐色藻は海水の温度上昇に弱く、水温が2,3度上がっただけで、珊瑚から吐き出されてしまうそう。そうすると、珊瑚に栄養も行かなく珊瑚の活動が止まってしまい、珊瑚自体も白くなってしまうのだとか。この記事がグリーンピースジャパンの>こちら

また美しく繊細な姿の珊瑚なのに、珊瑚同士で縄張り争いもするらしい。その説明が沖縄島の自然珊瑚礁のダイナミズムに説明されている。以下ここより引用。

意外なことかも知れないが、サンゴはサンゴ同士、しばしば縄張り争いをする。例えば、毒は弱いが繁殖力の高いミドリイシが、毒が強いが繁殖力の弱いキクメイシを囲むように生育していることがある。これは、ミドリイシがどんどん領地を広げていくものの、戦えば負けるキクメイシの部分には手を出せないという、縄張り争いの結果なのである。
のんびり、ゆったり癒し系の珊瑚の世界も厳しいのね。

そうそう長男Aも、運動会のリレーの選手になれるか、なれないかの瀬戸際なのです。タイム測定の前日と、当日の朝は大騒ぎ!彼も競争社会の中で頑張っているですよ。
#あ、北海道の運動会はたいてい春なのですよ。