『おんなのしろいあし』著/岩井志麻子・絵/寺門孝之・編/東雅夫

岩井志麻子と寺門孝之が導く、妖しく美しい世界――ぼくはオバケなんかこわくない。ともだちみんながこわがるふるいそうこに、ぼくはひとりではいった。するとそこには…。 怪談えほんシリーズ第2弾。
「読者の皆さまへ」東 雅夫(シリーズ企画監修/文芸評論家) 
「子どもたちは、おばけが大好きです。 不思議な話、怪しい話、怖い話が出ると、いきいきと目を輝かせて聴き入ります。なぜ人は、おばけの話すなわち「怪談」に惹かれるのでしょう。おそらくその根源には、未知の世界に憧れたり、眼前の現実を超えた世界を希求してやまない心――人類進化の源でもある探求心が息づいているのだろうと思います。そしてまた、優れた怪談作品は、人の心の真実や世の中の真理を、恐怖する愉しみとともに私たちに教えてくれます。幼いころから怪談に親しむことによって、子どもたちは豊かな想像力を養い、想定外の事態に直面しても平静さを保てる強い心を育み、さらには命の尊さや他者を傷つけることの怖ろしさといった、人として大切なことのイロハを自然に身につけてゆくのです。 私たちが人生で初めて出逢う書物である「絵本」を通じて、良質な本物の怪談の世界に触れてほしい――そんな願いから「怪談えほん」シリーズは生まれました。(BOOKデータより)
ついに岩井志麻子さんの登場です!
怖いけれど、それより、妖艶なこの気配……こども絵本にはめったにないこの雰囲気。
子どもたちに体験してもらうには、絶好の機会かも。
怖くて妖艶な絵本、子どもと一緒に、お父さんにもたのしんでもらいたい絵本かもしれません〜