まずは一人目!

タージマハルに行くためには早朝に宿から車で出る必要があるため、ドライバーの確保が難しいらしく、遅くともデリーに着くまでに結論を出すようにとツアーリーダーから言われていた。
こうなったら若き乙女たちと勝負である!
昨晩から練っていた口説き文句を如何に使うか…
いちばん口説きやすそうな娘から取り掛かることにした。
ひとり落ちれば、あとは芋ズル式に全員なびくはず…
この辺は不思議と自信があった。
口説く事、10分足らず。
「タージすごく行きたいけど…」
ほれほれ、来た来た…
「世界不思議発見とか、旅行関連のモノでインド特集あったら、絶対タージを取り上げよるで。その度にタージ行けんかったこと思い出すことになるで〜」
「えぇ〜どうしよう…」
ほれほれ、もう一息!
「次いつインド来れるか、わからんやろ〜?」
「じゃ、他の人も行くっていうなら行ってみようかな」
おっしゃ〜ひとりゲッ〜〜ト!
これであと2人。

タージ車手配完了!

結局、デリーに着くまでに3人口説くのは時間がなく、2人まで募ることができた。自分以外にあと3人いないとダメ…なはずなのだが、1人分多めに車代を負担する事を条件に車の手配をしてもらった。
もちろん、引き続きどうあってもあと一人口説くつもりである!

デリーでマクド?!

なんでデリーでマクドかって?
特に理由はないが、マハラジャバーガーなるものがあるってことで、セットメニューで頼んでみた。ポテトとコーラを付けて119Rsとな。
ちなみに、インドでは今マクドが旬らしい。いわばマクドに行けるのは一種のステイタスみたいなものらしく、入り口にはガードマンらしき人がいて、そこそこの身なりでないと入れない様子。ホンマかいな…でも、高級な外食であることは間違いなさそう。

タージ組結成!!

スイーツパワーが炸裂したのかどうかはともかく、お腹を満たした乙女の一人がタージに行きたいと言い出した!
「よっしゃぁ〜〜タージ行き決定!」
3人目は実は自分が口説いたわけではなかった。タージ行きは朝の段階で既に決定していて、あとは人数の問題であと1日掛けて一人口説けばいいと、少々安心していたら、勝手に靡いてくれた。
あとの2人が説得してくれたのかも知れないが。
いずれにしろ、文句無しに4人でタージマハル行きである!
仲間内からは、自分と乙女3人の事をタージ組と呼ばれている。