10曲
人生を変えた10曲とかいうやつ。だいたいインターネットで人生は変わっても、音楽で人生なんて変わらないのである。音楽をやろうと背中を押された曲ならたくさんあるんだけど、結局のところいまだに音楽をやる側の人になれていないんだもの。
- エリーゼのために
- 3-4歳のころ。道を歩いてて家の中で誰かが弾いてるピアノを聞いて「レコードで鳴ってる音楽を、演奏するということができるんだ!」ということにたいそう衝撃を受けた。それまでレコードで鳴るピアノ音楽と、自分の弾いてるピアノを同じものだと認識していなかった。家に帰って泣いてダダをこねたらしい。どうして自分は弾けないんだ!って。
- かもめが翔んだ日/渡辺真知子
- 夢見る渚/杉真理
- ナイアガラ・トライアングルVol.2はとてもいいアルバムだし、10年ごとぐらいにリマスタリングされて出てる名盤。ちょうど、発売された当時、私はフォークギターの練習をはじめてて、フォークっぽいコード進行の曲なら大概弾きながら歌える感じ(Fは押さえられない。カポ着用)になってたのに、この人の曲はちょっとジャジーだったり不思議なコード進行が多くて、耳コピが無理だったので、はじめて譜面を買った。譜面を買ったら変な転調が多くてどうしてもコードが押さえられない、仕方なくピアノで弾くようになって、ピアノでもたいていの曲の伴奏ができるようになった。
- try/Janis Joplin
- かっちょいい!/米米CLUB
- デビュー前に何か深夜のテレビに出てるのを見て衝撃を受けた。大編成のバンドすげーってなった。ダンサーがいるし、言ってることおかしいし、アートワーク変だし、こういうのバンドでできるんだ!って思った。うまれてはじめてアーティストのファンクラブというものに入った。ファンジン的なコピー誌を作って友達に配ったりした。黒歴史である。
- Sex Machine/James Brown
- コンプリケーションシェイクダウン/佐野元春
- ニューヨークに行って帰ってきた年のツアーを見に行って、日本語のラップというものをはじめて聞いて衝撃を受けた。同時期にポエトリーリーディングのカセット付き詩集を出してて、真似して詩を書いたりした。黒歴史である。
- 1990年サマービューティ計画(ラテンでレッツラブ)/フリッパーズ・ギター
- Spend the day without you/Love Tambourines
- シヴィラはある朝突然に/カジヒデキ
- この曲がというか、これが入ってるTEAってアルバムが非常によくて「この人はメロディづくりが神がかってうまいな」と思って感動した記憶がある。後で短パンであることに気づいた。その後一時期は短パンじゃなくなってたけど、最近短パンがますます短くなってて、そこで「カジさんが短パンのうちは私もミニスカートを履こう」と思ったので、ある意味人生を変えたかもしれない。
おまけ:この間カジヒデキのイベントにニール&イライザが出てて、こちらもデビューミニアルバムの「I LOVE NY」を二人で全曲やるというライブがあった。最低限の構成でちゃんと音楽ができてて、断然かっこいいと思った。その後、櫛引彩香トリオを見て、それもかっこよかった。ああいう方向性で何かやりたい欲は今すごくあります。当方ピアノとパーカッションができます。