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エリーゼのために

音楽

エリーゼのために

えりーぜのために

ベートーヴェンが1810年4月27日に作曲したとされるバガテル(ピアノ独奏用の小曲)イ短調。WoO.59。全103小節。

1867年ノールが出版した「新しいベートーヴェンの手紙」という著書の中で引用され、その可憐な曲調からピアノ初級学習者向けの曲として多くの愛奏者を得ている。ノールが参照したと主張する手稿譜が行方不明なこと、またベートーヴェンの交友の中に「エリーゼ」という名の人物がおらず、特定できないことなどから、ベートーヴェンの作品であることを疑う者もあるが、ベートーヴェンのスケッチの中にこの曲のものと思われるものが含まれていることなどから、現在ではベートーヴェンの真作とするのが通説である。

エリーゼ」が誰であるかについては諸説あるが、テレーゼ・マルファッティという人物であるという説が有力。本来「テレーゼ(Therese)のために」という曲名だったものの、ベートーヴェンの悪筆が原因で、エリーゼと誤読されたのではないかと言われている。