ハンガリー・ブダペスト市の「マーチャーシュ聖堂」。 正式名称は「聖母マリア聖堂」で、13世紀後半に建造。1479年にハンガリー王マーチャーシュ1世の命令で大規模増築されたことが通称の由来。ブダペストの名称はドナウ川を挟む2つの街「ブダ」「ペスト」の名前を組み合わせたもの。本聖堂は王宮があるブダ地区にあります。 1541年にオスマン帝国がブダペストを占領し、聖堂はイスラム教モスクに改修。内部のフレスコ画は白く塗りつぶされました。1686年、ハプスブルク家によりオスマン帝国が駆逐され、カトリック教会として復活。長い年月をかけて修復し、19世紀末にようやく元の姿に近い状態となりました。 そういう歴史…