Budapest
ハンガリーの首都。人口170万人を超える中欧屈指の大都市。ドナウの真珠と称えられる。ブダペシュトとも呼ばれる。
起源はローマ植民市アクインクム(およびその対岸のContra Aquincum )。ローマ時代は属州下パンノニアの中心として栄えた。
その後、ヴァンダル、スラブ、アヴァール、マジャールと諸民族が相次いでやってきた。最終的にマジャール人たちが西岸にブダ、東岸にペスト(ペシュト)という町を作って定住した。
1241年にモンゴル軍の襲来を受け、都市は大被害を受ける。1247年にハンガリー王ベラ4世がブダを従来よりも南側の場所に再建し、それまでのブダはオーブダ(旧ブダ)と呼ばれるようになった。
1361年にブダはハンガリー王国の首都となり、ドナウ河畔の交通の要衝であることなどから大いに栄えた。16世紀に、オスマンの侵入と支配を受けるが、1686年にオーストリアの支配下となった。
1872年には西岸と東岸が合併してブダペスト市となった。その後の発展もめざましく、例えば1896年にはヨーロッパ大陸初となる地下鉄が開通している。
ブダペストまでの航空便は地理的距離が近いこともあって東アジアからヨーロッパの便で最も安いことが多い。ヨーロッパ旅行の際にブダペスト空港の利用をされる方もおられるだろう。 今回はそんなブダペストまで、ドイツの南東のザールブリュッケン近郊のHomburgから夜行列車で向かった記録だ。 今回の出発地のHomburgはドイツの小さな街といった感じで、観光で訪問するようなことは基本的に無いが、今回は彼女氏が滞在中ということで1泊した。小さい公園で子供たちが遊んでいる様子が印象的な町だった。乳児期をケルンで過ごした管理人も似たような公園で遊んでいた写真が残っている。 今回はRE(快速列車)でHomburg…