第2の災いが過ぎ去ってから、第3の災いの来る前に、ヨハネは別の話をはめ込めている。10章では7つの雷と巻物の予言であった。11章では新殿の秤と2人の証人について、12章ではイスラエルの民が荒野に逃亡すること、13章では反キリストについて、また14章では神に従う者への勝利の励ましと悪の敗北などである。神殿を語っている11章の御言葉について色々な解釈がある。神学者の中には、この神殿はイエス様の時代の第2神殿だと理解している人々がいる。黙示録は、神殿が破壊され、ユダヤ人が国をなくしてから書かれている歴史の背景を忘れてはいけないと思う。神殿はすでに破壊されているのに、以前立っていた神殿に対する預言は預…