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聖書

(読書)
せいしょ

キリスト教の正典。旧約聖書新約聖書の二部からなる。

「旧約聖書」の部分(全47または39文書*1)はヘブライ語(ごく一部はアラム語)で書かれている。ユダヤ教と共通部分。キリスト教はユダヤ教を源とするため。
「新約聖書」の部分(全27文書)はギリシャ語で書かれている。古代キリスト教会が「旧約聖書」に新たに付加した部分。

内容

 旧約聖書の最初の書は「創世記」と呼ばれ神が地球と宇宙を創造し、その後植物や動物、人間を創造したという記述で始まる。最初の人間アダムとイブは楽園で生活していたが、神との約束を破って、善悪の木の実を食べてしまう。その結果、アダムとイブの子孫には罪が受け継がれ、寿命がきて死ぬようになってしまう。また楽園から追放され、生きるために辛い労働をしなければならなる。

翻訳

古代から現代まで、世界各国の言語に翻訳され続けている。キリスト教の宗派により、邦訳にも複数の種類がある。以下に使用者の多い、代表的な翻訳を挙げる。

  • 『文語訳聖書』 - ISBN:4820212354 初版1888年。格調高い訳文。いまなお愛読する人も少なくない。
  • 『口語訳聖書』 - ISBN:4820212265 初版1954年。戦後に現代語訳された聖書のうち、最も代表的なもの。新共同訳聖書が出る前、これが日本のキリスト教会では最も普及していた。
  • 『フランシスコ会聖書研究所訳注聖書』 - 原文校訂による口語訳聖書。カトリック教会で使用される聖書で、注解が非常に豊富である。すべての書物をまとめた合本は2007年に出版される予定。
  • 『新共同訳聖書』 - ISBN:4820212044 初版1987年。カトリックとプロテスタントの聖書学者が「共同」して翻訳。

推定部数25億万部

世界で一番たくさん印刷されている本、だそうだ。

翻訳言語数

資料によれば、2005年現在、2212言語に翻訳されているとのこと。 http://www.wycliffejapan.org/document/archives/watters_vision2025.htm
さらに約1500の言語がプロジェクト進行中。
ただし、なお3700の言語が未着手とのこと。

*1:カトリックは47書、プロテスタント、エホバの証人は39書を正典としている

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