ワンランク味の向上を目指して

 今週の津軽地方は、小春日和の穏やかな日が続いています。多少りんご園


には雪があるものの、冬支度が遅れ気味の方にとっては助かります。


当園では、昨日と今日で、1ヘクタールの園地へ施肥をしました。りんご樹


の根は休眠期に入っているので、秋肥ではなく冬肥になるのでしょうか。



いわゆる秋肥には賛否両論ありますが、春先根が動き出したら、すぐに肥料


養分を吸収できる状態にして、収穫時に落葉が始まるくらいにしたいという


狙いです。また今施肥をすると、春の農繁期の分散にもなります。


魚の肥料はアミノ酸が豊富で、りんごの食味が良くなると昔から言われてい


ます。これまで魚の煮汁と米ぬか油粕を材料とした肥料も使っていましたが


今回より、もうワンランク味の向上を目指し、魚の身や骨が原料の魚粕へ切


り替えました。施肥後は体中が煮干しのだし汁の様な匂いに包まれ、魚粕を


白いご飯にかけて食べたくなります。