フランス一人旅―レゼジーのオーベルジュでフランス語と奮闘

モンティニャックからレゼジーは、電車もバスもないらしい。
街を歩いていてみつけたのは、カヌーの事務所。どうやらモンティニャックからレゼジー付近までカヌーで行けるらしい。
そういえば、『温故知新 ペリゴールの知恵袋』のサイトでも紹介されていたな〜。

閉まってたので、ホテルラスコーのおかみさんに聞いてみると、もうシーズンオフだからやってないとのこと。
タクシーでレゼジーまで40ユーロかかるというから、それやったらカヌーで……と思ったのだけど、きっと私のことだからひっくり返ってびしょびしょになるのがオチだったろうと思い、あきらめる。


レゼジーでは、「オテル・ド・フランス」に宿泊。
これがまたかわいいホテル!
パリを除いて、一番高いホテルだったけど、二人で泊まったらお手頃で大満足ホテルです。
(シングル料金 1泊57ユーロ)


<部屋のテラス>

しかし受付のマダム2人がフランス語なので、ここが一番苦労しました。
私の発音したフランス語は全く通じず、いつも筆談(涙)


ここのホテルはオーベルジュ(宿泊施設のついたレストラン)で、さっそく初日にディナーの予約を入れることにしました。
一人だし、なんかちょっと高級そうな感じもするけど、宿泊客だし、勇気を出して予約。

しかしなんせフランス語なので、『旅の指さし会話帳』を指さしながら、Je voudrais reserver une table pour un persone pour ce soir.
(あってるのか?)予約。

時間になってレストランに行くと、私以外に一組だけ。
私はentreeかles plats principaux(メイン)のどちらから一皿と、desserts(デザート)から一皿を選べる、19ユーロのmenu(ムニュ)を注文。


まずはアペリティフ(食前酒)から。
ペリゴール地方で有名なクルミのワイン、"vin de noix"
う〜ん、なかなか癖のある味。
パテとパンも一緒に出てきて、一気食い。それだけで腹5分目になった私。赤ワインも注文。もちろんグラス!


メインは重たそうだったので、entreeから地方の特産であるセップ茸のオムレツにする。
久々に食べた卵料理。おいし〜い。中がふわふわで、ちょうどいい塩加減で、高級なセップ茸は、まいたけ?のような味でした。


もうお腹いっぱい。苦しい〜。
しかしデザートは別だもんね。


メニューは英語でも表記されてるのだけど、マダムのおすすめするフロマージュ何とかいうのを注文することにする。
フロマージュって確かチーズだったよな。チーズを使ったデザートかな?と思っていると、出てきたのはチーズの盛り合わせ。


そうだ、フランスって最後にチーズも出てくるんや。でも入らない〜。
私のお腹はすっかり甘いものモードになってたよ〜。


がんばって半分ほど食べたけど、あとは食べられない。
残りは…パンにはさんでこっそり紙ナプキンに包んだ私はマナー違反?


しかし残すには忍びなかったんですよね。

最後にpetit cafe で終了。


結局最終33ユーロほどになってたのだろうか?
私にしてはちょっと贅沢しました。


一人でも食事時間はたっぷり1時間半。
誰かと一緒だと、2時間は余裕でしょうね〜。
フランス人の胃袋に脱帽。


<クルミワイン レストランで飲んだのとは違います>

 ケスクセ?

ケスクセは、フランス語でこれは何ですか?という意味。
今日の料理の、アペリティフとアントレイの間に出てきた料理がとてもおいしかった。

どこかで食べたことにある味。でも何か思い出せない。
そこでマダムに「ケスクセ」と聞くと、作り方を教えてくれた。

結局、緑の豆をすりつぶして、少しのスープを加えてドロッとなったものでした。豆か、どうりで懐かしい感じたしたのだ!
言葉は話せないけど、何とか筆談やジェスチャーで分かり合えた二人でした。



レストランで何を注文したらいいかわからないときには、英語では、
What do you recommend? (何がおすすめですか?)

と聞くと、そのレストランや地方特産のものをすすめてもらえますね。
聞くのは恥ではないので、言葉が話せなくてもどんどん聞いてみよう!