フランス一人旅−ここがルルド?


カオールからルルドへ。
ちょうど今、ロウソク行列を毎晩行っているということで、ルルドにも訪れてみたいと思ったのでした。


駅からホテルに向かうまで20分くらいでしたが、ここはどこ?というくらい、お土産屋さんとホテルが並んでいます。
すごくごちゃごちゃしていて、アジアの街角のよう。
ここがルルド


パリやロンドンでも目についたのですが、ここルルドも物乞いの人が多い。たばこのポイ捨ても多い。

ルルドで食べたバゲットのサンドイッチがおいしくなく、半分しか食べられなかった。私が食べ物を残すなんて!
フランスで初めて「おいしくない」と思いました。フランス通の人に言わせると、ルルドはほっといても観光客がやってくるから、みんなあまり努力しないらしい。


本当に世界中からの観光客がいっぱい。カソリックの人たちが、団体でやってきてます。

夜になって聖域に入り、ルルドの泉に行きました。

 

左:夜のマリア像
右:ルルドの泉で水を汲む人たち

みんなタンクをもって水を汲んでいます。まわりには祈る人、人。
カソリックでも、病気でもない私が、気軽に観光気分で来るところではないと感じました。

 ルルドのおばあちゃん

ホテルの朝食で隣のテーブルに座った中年の夫婦は、奥さまのお母さんを連れてきてました。
なんと92歳。すっごくかわいいおばあちゃんでした。

ご夫婦と英語、フランスを交えて雑談をしてたのですが、ご夫婦が途中席を外されました。
おばあちゃんと私の二人きり。


そしたらそのおばあちゃんがいきなり私の横の席に移ってきて、私に何か必死に話しかけてくれました。
もう全然意味がわからない。でも、私の胸を押さえて、一生懸命何かを言ってくれてるんです。

「あなたにお会いできてよかったです」、そんなレベルの言葉ではなさそう。

なんか「神はいつもあなたの中にいます」というようなことを言ってくれたのではないかと感じました。

言葉はわからなかったけど、胸がじーんとして、手を握り締めてお別れをしました。
忘れられない出会いです。



忘れられない出会いは、"memorable meeting"
胸がジーンとするは、"touching"、ジーンときたは、"touched"