今年の夏はことのほか暑く、例年は8月末から9月初めに行う剪定を9月10日から20日にかけて行った。そのため開花は10月末から11月初旬となった。さらにこの間雨の日が多く黒点病で落葉するバラが多かった。水滴を付けたバラもまた風情がある。
Herbst
Nun laß den Sommer gehen,
Laß Sturm und Winde wehen
Bleibt diese Rose mein,
Wie könnt ich traurig sein?
Joseph Freiherr von Eichendorff (1788-1857)
秋
さぁ 夏よ 行くがいい
風でも嵐でも吹き荒れよ
それでもバラは心の中に咲いている
どうして私が悲しかろう
アイヒェンドルフ
古株の高尾は細い枝にもかかわらずよく咲いた。
サハラ98は初夏に出てきたシュートが猿の被害にあったため、花数は多くなかったがそれでもよく咲いた。
シンプリーヘヴンは暑い夏の間も次々に咲き、バラ園を賑わせていた。
プリンセスアレキサンドラオブケントとそれを守るかのようなカマキリ
シュネーヴィッチェン(別名アイスバーグ)は春から秋まで咲き続けた。
パットオースティンは細い枝ながら次々に咲き香りを振りまいていた。
ラベンダードリームは玄関脇と庭の南西角を飾り赤い実を付ける。
花霞も宇治から移植したもので、背の低い細い枝ながら何時も咲いている。
こちらはアマガエルがにらみをきかせている。この様なバラの花を守る小動物として、他にトカゲ、ヤモリ、スズメバチを初めとする蜂の仲間、カマキリ、赤トンボ、多種のテントウムシ等がいる。そのため殺虫剤を撒くことがほとんど無い。
土の中には大きなミミズがいて絶えず土壌改良を行っている。