福岡ドライブ


僕の実家(北九州市)から福岡の中心街・天神までは約60km。高速を使っても1時間と、決して近い距離ではありません。しかし、この2都市間を行き交う車は多く、学生時代は地元の友達を連れて、もしくは福岡の友達に会いに、よく車で福岡に行きました。そんな「おなじみの」道を通り、久々に福岡の道を走ることにしました。今日はそんな福岡の街の一部をご紹介致します。
  
福岡のストリートの主役は路線バス

ここ福岡はバス天国!決して電車がない訳ではありませんが、東京や大阪に比べると、やはり電車の路線の少なさは否めません。故に路線バスが、市民の足となって活躍しているのですが・・・福岡では無敵(?)の西鉄バスは、路線バスの保有台数が日本一という、まさに巨大バス会社です。(電車も走らせてますが) 故に天神のメインストリートである渡辺通りは、何台もの路線バスが走り、乗用車で走っていると、時々「バスの壁」を感じることがあります。ある意味、路上駐車だらけの大阪の中心街より通り抜けるのが難しく、初心者には走りにくいかもしれません。加えて近年の高速道路開通ラッシュで福岡と九州各地が結ばれ、他県からの高速バスが増えて来ました!街にはカラフルなバスが、ターミナルを目指して渡辺通りを行き交うので、なおさら「バスの壁」は大きくなってしまいました。けど遠くに住んでいる福岡出身の人は、この光景を見て「帰ってきたなぁ」と実感するそうです。
  
福岡への憧れを強烈に植え付けた情報発信基地

IMS(イムズ)・・・。バブル華やかなりし頃の再開発ラッシュ(第2次天神流通戦争、と呼ばれた頃)の目玉の一つで、1989年にオープンした複合商業施設です。IMS=Inter Media Stationという名の通りの情報発信基地で、ファッションや雑貨の他に、自動車のショールームトヨタ・日産・三菱・スバル)やアートギャラリー、FM局の多目的イベントスペースや、都会ではおなじみの「お米ギャラリー」、ライブホールやレストラン街など、さまざまな要素を内封した、とても面白いスポットです。さらには内部の作りも素晴らしく、9階まで一気に吹き抜けになってたり、レストラン街は自然光をうまく取り入れた、オアシスのような作りになっていたり、さらには天神を見渡せる屋上広場など、当時高校生だった僕は、都会への憧れを、このイムズに抱くようになりました!福岡に行くたびにイムズを訪れ、そして、いつかは福岡市に住みたいと憧れるようになったのですが、関西に住んでからは、関西での利便性に慣れてしまい、しばらくは福岡には帰れないなと思うようになってしまいましたが、今でもイムズに行くと、福岡への想いが蘇ってくるのです。8年前の第3次天神流通戦争で、周りにはさらに大きな店が立て続けにオープンしましたが、今でもイムズが、僕のお気に入りの天神として君臨しています。
  
大阪にも負けない立体看板

立体看板といえば、大阪心斎橋界隈が有名ですが、福岡で人気の路面店が集まる街・大名界隈にもすごいものを見つけました!駐車場の壁を走るポルシェ!しかも本物!これはかなり目立ちます!他にも、川の上に本物のバイクが吊り下げられている店の看板もあり、数はそれほどではないにせよ、インパクトは充分な看板が街を彩る!
  
おしゃれなけやき通り

中心街をちょっと離れると、けやき通りが街を彩ります。沿線にはおしゃれなブティックやレストランがあったり、ここ数年で店も増えてきましたが、けやき通りは昔からあり、辺り一面に広がるけやきのトンネルは、何となくお洒落な雰囲気さえしてきます。特に秋のこの季節は、お気に入りの店を探しながら散歩してみるのもいいかもしれません。けやき通りの先には大濠公園という大きな公園があり、秋の天気がいい日にはとても気持ちのよいスポットなんです。まさに、市民の憩いの場ですね。
  
近未来都市を見渡す絶景スポット

福岡市の郊外にある小高い山の神社、愛宕神社から百道浜を見下ろす風景です。
ここは夜になると多くのカップルで賑わう、福岡版・夜景スポットの一つでもあります。近未来都市の風景がこんな間近に迫ってくる上、けっこう視界が広いので、福岡空港や西側の外海など、いろんな風景を楽しむことが出来るのです。昼も夜も楽しめる、とてもお得なスポットだと思います!駐車場も何台か用意されていますが、夜景がきれいな時間帯は、多分混むんだろうな・・・。
  
都会と自然が同居する街

さらに郊外へ向かうと、一転しておだやかな海が広がるスポットへとやって来ました。福岡西部にある志摩半島への入口付近ですが、生の松原や海水浴場が広がる、自然豊かなスポットがすぐ近くにあるのです。その遠くにうっすら浮かび上がる百道浜の近代都市のシルエットが、不思議なコントラストを奏でています。こうした、都会と自然が同居している街づくりが、福岡の魅力ともいえます。ある雑誌がサラリーマンを対象に、「転勤するならこの街」という人気投票を行ったところ、福岡市はかなりの上位にランクインされていたそうです。この「適度に都会」な街並みに加え、「食べ物が美味しい」「美人が多い」と、生活に必要な要素が揃っているというのが大方の理由だと言っていましたが、確かに、生活するにはとても良い所だと思います!(ちょっと犯罪が増えてきたのは気になりますが・・・)とはいえ、やはり福岡はよかとこたい!一度は来んしゃい!ってとこですね。
  

福岡ドライブのパートナー


僕の実家の車である、「トヨタ・クレスタ ルラーンG」が、今回のドライブのパートナーです。
もはやクレスタは絶版車となってしまい、この車も7年落ちになってしまいましたが、さすがはトヨタの高級車だけあって、7年経ってもよく走ります!2.5Lのターボエンジンはパワフルで、とてもナチュラルにパワーが利いてきます!間違ってアクセルを強く踏むと一気に加速してしまいます。足回りも固めですが不快感はなく、とてもしなやかにカーブを曲がるので、同じターボ車のレガシィに乗っている僕は、そのターボであることを感じさせない上質な走りに、たまにはこんな車もいいな、と思いながらドライブを楽しみました。室内はさすがトヨタ!といった感じの上質な作りとなっていますが、この車には、我が家では待望のカーナビが付いているのです!但し、このDVDナビの地図はデータが古く、近年都市高速道路が相次いで開通した福岡の道を走ると、ナビの画面上では海の上を走ったり建物を突っ切ったり・・・何度もルート自動再検索が起こり、しまいにはナビがフリーズしてしまった!(すぐに直ったけど。)  もうすぐ車検を迎えるので、その際にようやく地図を更新するそうです。けどこの車で福岡を走るのも、大阪でレガシィをドライブするのとはまた違ったドライビングテイストを味わえるので、とても面白いものです。
  
  

ホークス奇跡の大逆転!

絶対に負けられないプレーオフの第3戦。今回も序盤からホークスにとってイヤな流れでゲームが進んでいきました。クリーンナップが全く打てない。我慢の投球を続けている先発の新垣はわずかに与えてしまった3、8回のピンチで4点を奪われ、正にマリーンズ優勝モードで試合がすすんでいきました。もうダメだ。思わずテレビを切り、しばらくは野球の結果を知らないようにしていたのですが、突然僕の母親が、興奮ぎみに「ソフトバンク逆転勝ちしたよ!」と信じられないようなことを言ってきたので、思わずインターネットの試合速報を見てみると、何と!本当にサヨナラ勝ちをしていたのでした!死に体だった打線が、土壇場の9回に目覚めたのです!確かに、走塁妨害の判定をめぐるいざこざや、ファンから投げ込まれた物の処理なんかでピッチャーの小林雅のリズムが狂ったのかもしれませんが、まさに九死に一生を得たホークスの逆転勝ちで、今まで重苦しいムードだった福岡の街は一気に喜びを爆発させていました!とにかく、これでようやく1勝できました!この奇跡は、果たしてこれから始まる、本当の奇跡へのプロローグなのか、それとも、ただのワンナイト・スタンドなのか・・・。その答えは、日曜の第4戦、それも序盤に明らかになるかもしれません!とにかく、奇跡を信じて明日の試合もホークスを応援するぞ!