ソウルレポート

今日は大会出席者の皆さん、朝からオプショナルツアーで観光の日です。
8時にお見送りをしたら、夜まで特に仕事はないので、
メールのチェックを済ませた後、私も市内を廻ることにしました。
ホテルは小高い丘の上にあるので、最寄に公共交通手段はありません。
シャトルバスで一番近い地下鉄の駅まで送ってもらい、いざ出発。


ソウルの地下鉄は東京のように8つの路線が複雑に走っていて
慣れると渋滞に巻き込まれることもなく、一番安くて便利な交通手段です。
駅はそれぞれナンバリングされていて、観光マップにも番号が確認できるので
分かりやすい。切符は窓口と自動券売機がありますが、
自動券売機は時々切符が出ないことがあったり、コインでしか買えないという
やや不便なシロモノ。目的地の駅名をハングルでメモして窓口に渡すと
金額をいってくれるので、代金をはらうと、↓このような

切符を渡してくれます。改札は自動。さて2つのうちどちらのプラットホームに
いけばよいかと見渡すと、駅の番号が書いていない!漢字っぽい表記がない!
すべてハングル語のみ。
乗れないよ。
でも根性でハングルの形を覚え、いきたい駅のあるプラットホームを確認し
乗車。そのあとは駅につくたびに番号を確認すれば迷うことはありません。
ツメが甘いよ…

まずは仁寺洞(インサドン)という骨董通りにいってみました。
駅から通りに行く途中に公園があって、古いお寺のようなものがありました。

何気にはいると国宝指定第2号、という五重塔の石造がガラスケースに
はいってどん、と置かれていました。

国宝にしては警備員もなく、ガラス張りというのはずいぶんだな、と。
油断しすぎでは?


期待の骨董街はすっかり観光地化して、ちょっと期待はずれ。
でも道端で怪しい兄ちゃんが売っていた、これまた何に使うものなのか
全く想像できない不思議なはさみのような道具を購入。


しばらくぶらぶらしているとこんな塀のある建物に遭遇。

なんだか素朴でいい感じです。
そのほかにも、街路樹の下にこんなハングル語を発見。

こんな風に何気にあるハングル語がなんだかとても素敵でした。


そのままテクテク歩いていると、なんだか「ここはいい加減な気分で来るな」
オーラがただよう空間に出ました。

そこは昌徳宮という世界遺産でした。なんだかすげーでかそうだな〜と
うろうろしていたら、清○役員とばったり遭遇。
(写真に映っている真ん中の人が役員です)
ガイドツアーに参加しないと中に入れない、と教えていただき、一緒に
ツアーに参加することに。時間が合わないので、日本語はあきらめ、
韓国語ツアーに混じることにしました。
中にはいると、さすが世界遺産。とにかく広い。でも寒いし足は痛いし、
ガイドは分からんし。写真とるしかないなと、パチパチやっていたら
ガイドさんも無視されて耐えかねたのか、途中から少しだけ日本語も交えて
説明してくれました。(韓国の人はやさしい)
何百年もかけて歴代の皇帝なんかが増築を重ねているので、場所によって
建築様式も少しづつ違いますが、全体感はそろっていて、
これはこれでブランディングの勉強になります。

↓池は四角いのが多い。これは韓国の宇宙観で、地は四角、天は円なので
池は地を象徴しているのだとか。

↓1989年まで使われていた建物。住んでいたのは、日本が韓国を占領していた
当時、日本皇室の女性と政略結婚させられ人質になっていた最後の皇太子。

当時日本軍がこの昌徳宮の一部を動物園にして植物園なんかも建ててしまってました。
その植物園は今も残っていますが、その区域は塀で隔離され昌徳宮とは
別の扱いになっています。


ここを見終わって役員と別れ、放火され全焼してしまった「南大門」へ。

南大門市場のバッタもんの山をくぐりぬけ(今時あざとい、ルイバトンとかゲッチが
まだ売ってます。これはこれで面白い)どんぐり茶が欲しいと店を廻るも空振り。
何で?前にいただいた韓国の方は、とても定番なお茶だといっていたのに。


到着した南大門は白い壁に囲まれてほとんど見えませんでした。
クレーンが3つも4つも入っていて瓦礫の整理をしている感じ。
周りには市民が署名運動やってたり、拡声器でなにやら演説をぶっていたり、
ちょっと騒然としています。

さすがに歩きつかれ、寒さにも限界を感じ、本当はもっといろいろ廻りたかったのですが
ここでギブアップ。行きとは違う路線の地下鉄でホテルに戻りました。


夜は最後のオプションツアーにお出かけの皆さんをお見送り。
明日は早朝5時前にホテルを出て帰国される皆さんのお見送りを終えたら、16時ごろホテルを出て
日本への帰路に着きます。


昨夜の夕食会で同席させていただいた北海道の皆さんもとても気持ちのよい方ばかりで
非常に楽しかった(^^)親子で大会にいらしていたお二人がとても仲良くて
暖かい気持ちにさせてもらいました。

素敵な大会でした。