自宅→郵便局→自宅→関西空港

朝、6:30に起床する。起床して天候や道路状況のチェックなど。洗濯物が少し乾いていなかったので、引き続き乾燥させるなど。

7:20に家をでて、駐車場へ行って車をピックアップ。そのまま十三方面へ走り、淀川郵便局へ。ゆうゆう窓口へ行き、不在通知を示してピックアップ。自宅へ戻る。朝なので想定していた以上に時間がかかる。自宅に戻って荷物を車に積み込み、出発したのは7:48頃。阪神高速の加島入口へ向かうが...加島交差点を左折すると電光掲示板に赤い文字が見えてくる。「加島入口事故渋滞閉鎖」の文字を見て、頭の中が真っ白になる。関西空港の集合時間には間に合わないだろう。塚本へ向かうか、それとも湾岸線へ向かうか...とりあえず道をまっすぐ進み、次の信号で地図を広げて考える。この道をまっすぐ南下すれば、御幣島交差点に向かう。そこからまっすぐ進めば、湾岸線の中島入り口になる。都心環状線の混雑を避けることができる。

ところが、御幣島交差点を先頭の渋滞が激しく、なかなか進まない。加島入り口の閉鎖の影響もあるのだろう、トラック等が多い。携帯で交通情報を聞いて見ると、豊中南の入り口も閉鎖されているようである。牛の歩みが続く。なんとか交差点を脱出し、阪神高速湾岸線に乗ったのが8:20、幸先の悪いスタートである。

湾岸線を快調に飛ばす。泉佐野南を出たのが8:50頃。本来ならば関西空港に着いている頃である。りんくうタウン駅で相方と荷物を先に降ろして近くのコイン駐車場に止めようと思うが、りんくうタウン駅の周辺の構造が大幅に変化していてよくわからない。同じところをぐるぐる回ってしまったりして、とりあえずペデデッキの階段に近いところに荷物と相方を降ろす。時間をだいぶロスしてしまっているので、当初予定していた駐車場より近い駐車場に止めることにする。大急ぎでもとの場所に戻る。時間が気になって、小走りになる。梅雨時だけに汗が吹き出てくるが、気にしない。

空港までは南海で移動。すぐに空港急行がやってきたので、さほど苦労なく空港へ向かう。

関西空港へ到着して、とりあえず4Fへ向かう。関西空港駅とターミナルの接続はよく考えられた構造で、国内線は直進、国際線はそれぞれのウィングへ向かうように通路が作られているのだが、4F中央付近にある団体カウンターへ行くのは少々面倒だ。

関西国際空港→グアム国際空港(2920km)

CO978便は11:00にドアクローズする。11:02にプッシュバックを開始し、A滑走路へと向かう。今日の滑走路は06。B737-800であるがインターセクションはせずに末端まで向かう。A13誘導路からRWY 06Rに入り、11:13に離陸滑走を開始する。かなり長い距離を走るが、なかなかローテーションしない。オルタネートはどこに設定しているのだろうか?関空へ戻ってくる燃料まで積んでいるとしたら、ほぼ満載の燃料を積んでいるのだろうか、などと考えているうちに滑走路中心線を過ぎたあたりでようやくローテーションを開始、浮上する。上昇速度もあまり速くない。やはり、これぐらいの路線にはB767あたりが望ましい。

CAの放送はわりに聞き取れたが、キャプテンPAはさっぱり聞き取れなかった。今後の英会話を想像して暗雲たる気持ちになる。一応、CNNなんか聞いたりして耳を鍛えてたつもりなのだが。相方に聞いて見ても、聞き取れなかったという。もっともこの人の場合、本当なのか演技なのか悩むことが多い。グアムに着いてから英国仕込のEnglishを聞かせてもらうことにする。

しばらくすると、昼食が出てくるが、これがまあ、なんというかかんと言うか。エサとしか言いようがないメニューである。チーズが入ればカロリーは満たせるだろ、みたいなすごいパンで、いやになる。

CAが入国書類を配りにきたので、I-94Wの用紙を請求するが、搭載していないという。「グアムのESTAは明日からです」などとおっしゃる。書く枚数が1枚少なくなるので、せっかくESTAの登録を済ませてきたのに....ところどころ揺れがあるので、文字が乱れる。シベリアルートなど高緯度のルートは気流が安定しているのだが、南方ルートは年中積乱雲があって揺れる。何度がシートベルトサインが点灯したり消灯したり。久々のエコノミークラスの搭乗で、機内食のショボさや狭さは3時間半程度なのであまり苦痛ではないが、トイレに行くのに通路側の人をいちいち跨がないといけないとか、トイレ待ちの行列に「あっ、この瞬間がエコノミーだね」と思う。

うたた寝などをしているうちに降下を開始。グアム島へ向けて徐々に降下を下げていくと、やがて窓の向こうに地表が見えてくる。やがてタモン湾とおぼしき風景が見えてくるが、あれっと思う。現在の機体の方向からすると、グアム空港へは直線アプローチではないようだが、ベースレグが滑走路に近すぎるように思う。どうするのかと思っていると、羽田の16Rに着陸するような急な回りこみで滑走路に正対、パワーをしぼって06Rへ。現地時間の15:23に着陸する。接地速度はやや早く感じるが、アイドルリバースで減速していき、G誘導路からターミナルに向かう。SPOT-INは15:26。久々の海外である。相方は早くも興奮気味。

到着時には、ガンバ大阪の選手団に「充実したキャンプとなることをお祈りしております」との放送が。こういうところは米系だな、と思う。

入国審査場に到着すると、結構な混雑。そして列の前方にいるのは、赤or紺色ではないパスポートを持った人々。嫌な予感がするが....やっぱり前に進むのが非常に遅い。一般的な傾向として、中国・韓国の人はイミグレーションに手間取る人が多い。空港職員が韓国語でなにやら呼びかけながら、列の人の書類をチェックしている。私の直前の人は入国カードに記載が漏れていたようで、追記を指示されていた。私達は、赤い表紙のパスポートを一瞥しただけで過ぎて行った。グアムに限らないのだが、なぜこういう人々は入国カードをちゃんと書かないのであろうか。書いた後に変なところが無いかどうか、チェックしないのだろうか?

それにしても列が進まない。前方を見ていると、言葉が通じないのでマイクで通訳を呼び出していたりする。英・日・韓の3ヶ国語をネイティブ並みに扱う韓国人を多数知っているのだが、博多で特急に乗っていると中学生レベルの英語も通じない人に遭遇したりして差に驚く。熾烈な学歴社会だから、日本のゆとり教育よりよほどマシのはずなのに。

やっとのことで入国審査。「ナンニチタイザイシマスカ」など、日本語で聞いてくる。"5 days"などと英語で答える。「モクテキハナンデスカ」には、"sight seen and wedding ceremony"と答える。US-VISITによる両手の指紋取得と顔写真の撮影。前回合衆国に行ったのはSFOであったが、その時は両人差し指だけだった。今回は4本の指を同時に取る方式だったのだが、果たして精度の高い取得ができているのだろうか。こんなことをするよりも、出国管理をちゃんとする方が先ではないかと思う。そういえば、9.11後もちょっと前まではメキシコから米国へ入国するのに、パスポートは不要であった。VISAでは無くて、パスポートが不要なのである。信じられない話であったが。

やっとのことでバゲージクレームへ到着すると、すでに回転台は停止しており、荷物は降ろされていた。プライオリティータグの意味がない。

グアム空港→ウェスティンホテル→ワタベウエディング→ウェスティンホテル

空港の到着ロビーに出ると、すぐのところにJTBの札を持った人が。出口付近の係員に聞け、とのこと。そのまま空港ターミナルを出る。南国の熱気が押し寄せてくる。思ったほど日差しは強烈ではないが、熱気はムンムンしている。こんな所で待たされるのは嫌だな、と思っていると、係員がホテル名を聞いてくる。Westin,と答えるとM40のバスに乗れという。重い荷物を引きずりながらバスへ向かう。バスはアメリカンな大型のタイプ。車両限界が違うため横幅が広く、座席に座っても隣の人と接触しない。シートピッチも広いのに、定員も多い。暑さ対策のため、窓は全面的にスモークフィルムが張られている。

なかなかバスが出発しない。これがツアーの嫌なところだ。個人旅行ばかりしているので、空港→ホテルはタクシーやらバス・地下鉄でさっさと移動してしまうことが多く、こういうのに慣れていない。綺麗な青空を見ていると、さっさとホテルに移動して海でも眺めたくなる。

ワタベウェディングへ移動。衣装合わせなど。

最後に打ち合わせなどをするが、相方が急に「フラワーシャワーをやりたい」と言う。日本では「お金かかるしー」などと言ってたのだが、俄然やる気が出てきたらしい。衣装の追加などと合わせて330$ほどをJCBカードで支払う。

最後の最後に、相方がギフトのティーセットが欲しいと言い出して、各家族1つづつ、3個をキャッシュで購入する。手ぶらで帰っていただくのもどうかと思っていたので、良い提案である。打ち合わせが終わり、再び送迎車でホテルへ戻る。