ストックホルムPrideパレード レポートその1

今回、ストックホルムでの滞在で一番楽しみにしていることの1つが、性的マイノリティのイベント「Pride」の目玉であるパレードです。

Pride Weekとして、LGBT(※)について、この週はさまざまなアートイベントやディスカッションなどが市内各地で行われました。
LGBTは、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、性転換者を指します)

そしてパレードでは、快晴の土曜日に、6万人の参加者と、60万人の見物客とが一体となります。

ストックホルム市の人口が80万人で、観光客が多くても10万人と考えても、実に地元の8割が関わっているという、まさに首都を挙げての一大イベントなのです。

それでは早速、そのパレードの様子をご紹介しましょう!

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パレードの開始は1時ですが、それはスタート地点の話。
市の中心までやってくるのに1時間以上かかります。
その間、ものすごい数の人がワクワクしながら待っています。
陸橋の上まで、びっしり!


車イスの人も、普通に一緒にたのしみます。

ちなみに、レジャーシートを敷いて陣取りをしている人は誰一人いないので、後から来た人も入りやすかったです。


警察の騎馬隊が、安全確保の先導をしています。騎馬かっこいい。


そしていよいよ先頭がやってきましたよ!
力強いバイクで登場!

多様性を象徴するレインボーフラッグが素敵!



最初のグループから、いきなり重みのあるメッセージです。
「行進したくても、できなかった人のためのグループ」

具体的には、刑務所に入れられているLGBTを指していて、彼ら彼女らが声をあげられないことを表現するために、口にテープをしています。


パレスチナを訴えるグループも登場。
幕にはこうあります。
パレスチナのための性的マイノリティ 〜戦争と占領を終わらせよう」

LGBTという社会的弱者が、パレスチナという弱者のために、ストックホルムという地で行進する、という多層な姿が感動的。

「イランにいるLGBTへの暴力をなくして!」のグループも。


次々と、さまざまなグループや、仮装・変装した人たちがやってきます。


みんなとにかく楽しそう!!





ベビーカーをひいて参加する人も、たくさんいます。



車イスでだって、もちろん参加。


割合は多くありませんが、黒人も参加しています。
(それでも数百人はいました・・・)


本当にたのしそうで、いい笑顔!

まだまだ始まったばかり。
とにかくものすごい数の人がやってきます。





ドラム隊もいます。すごい音!


デカいトラックがきましたよー!乗っている人も強烈!



DQMO、難聴のゲイのグループ。軽く100人はいます。
手話で会話しながら、たのしそうに行進しています。


「私の体には、私のルールがある」


これでまだ前半が終わっていないという、凄まじいスケール感!




パレードは2時間半にも及び、撮った写真も500枚以上!

レポートは第2回へと続きますよ〜。