数十万人の巡礼者と歩く

ryusaiogushi2009-02-10

僕らを乗せたバスは次の目的地パラニを目指す。
ティルチから約5時間の移動。




ここパラニガネーシャの弟ムルガンが祭られている総本山。
ここでは、年に1回タイプーサムという数十万人が集まる祭りがあるらしい。



ラニに降り立った僕らは
あまりの巡礼者の多さに圧倒されながら
宿を探すが、なぜかどこもフルで空きがない。





言葉は通じないが(タミル語がわからないすぎて)
ガイドらしき人がよってきて一緒に宿を探す。



町の路上には野宿をする人々が延々と続く。
かなりの人が、この小さな町に集まっているようだ。



やっとの思いで、見つかった宿は1人300rs。(620円)
これ以上、なさそうなので、ここに決める。



たまたま、隣のへやのに宿泊していた人が
英語をしゃべれたので、いろいろ話をしていると



なんと、今日が年に1回のタイプーサム祭らしい…。



どおりで巡礼者が多いと思った。



今日の夜から明日にかけて最大の祭のようだ。
大変な日に来てしまった。




前回のオムカリシュワールのときも偶然、祭のときに行ったが
それとは、わけが違うようだ。
規模も大きすぎる。


もちろん、街中には欧米人も含め外人は一人もいない。


ただ、バラナシから太鼓を売りに来た日本語を片言操る集団には出会ったが…。



ムルガンがいる山の周囲では釘?をたくさん体に刺した人がトランス状態で
練り歩き街中は太鼓とシェンナイ(南インドのラッパ)の音。



みんな素足で男性は上半身裸でルンギという布を腰に巻いていて
女性は頭にミルクなどが入った壷を乗せている。


きっとムルガンへのお供え物だと思う。



今日は満月。


それすらも知らなかった僕は
過去最大規模の祭に圧倒されっぱなし。



夕方、ムルガンの総本山に上るためトロッコ列車乗り場にむかう。


通常10rsだが、すでにすごい行列ができており
並ぶ勇気がなく、50rs払うスペシャルコースへ行ってみる。
すぐに順番がくると思っていたが、なんだかんだ2時間待たされた上に
トロッコ列車TDLのサンダーマウンテンって感じ。



本当に大丈夫なのか?という思いとは別に
かなりゆっくりのペースで山を登り頂上に無事に辿りついた。



ムルガンのいるお寺に入るべく
探すが並ぶのを躊躇するような数万人の大行列。
さすが、タイプーサムだ。


これを並ぶと何時間待たないといけないののだろうか?
ほんま、ありえへん…。


さすがに、お寺の中に入るのは、あきらめることにした。
それでも、お寺の周囲を歩くだけても
とても、神聖で心が安らぐ感じで心地よかった。




ムルガンに会いたかったけど、また来いってことだと思い
次の町へと僕らの旅は続く


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