意図するものとは。

京都市美術館ルーブルの列


久しぶりなもんで、何から記事にしようかなーと。


10月の終わりですけど「ルーブル展」行きましたよ。
最終日、しかも日曜日だったもんで、えらい行列でした。


ダヴィンチ・コードじゃないんですが、
宗教的政治的背景も相まって、当時の絵画はどこかに
作者の隠れた意図が盛り込まれているって言うじゃないですか。


しかし所詮ど素人には読み取れるはずもなく、


「めっさ、絵うま!」


と、恐ろしく単純な感動の嵐吹き荒れる中ついでに四条河原町に立ち寄り、
ちょっとお洒落なダイニングバーでお食事をし、「フォアグラとミンチの包みパイ」
の美味さにうっかりその感動の余韻が吹き飛ばされそうになりました。


画集買っといて良かったわぁ。

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11月に入ってからやたらと仕事が忙しい。
忙しいって言うよりも、一つの仕事が片づかないままに次の業務を振られるので
気持ちだけがやたらと忙しい。
ともかく毎日の通常業務+αが増えていくのが疎ましい。


と言うわけで、ささやかな反抗として
上司君が「山本さんにお願いしたい事があるんですけど」と言われた時には
少々低めの声で「一応聞いてみましょうか」と答えるのが最近の常です。



たまに察知して「あっ、やっぱりいいです」と読み取ってくれるのが何よりの果報です。

オフィスは危険に満ちている

ついに「池袋ウエストゲートパーク」の4巻目を終えてしまい、
これで石田作品ほぼ読むものがなくなって寂しい。
仕方がないので、買い置きしてあった「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」を読むとする。




私のデスクの後には棚があって、書類やらなんやら並んでいるのですが
たまに課長が後ろでごそごそやるんですね。
で、背後に人がいるってなんか気になるじゃないですか。
ちらっと振り返り、一瞥したりしますね。

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「そんな、後ろに来ただけでビクッとしなくても」

「いや、そーゆー訳では」

「なにもいきなり抱きついたりしないから」

「えっ!?いや、てか、して?

「あはは」

「そうかぁ〜 課長もようやく年上の女もなかなかいいなぁと思うようになってきたのか〜」

「あははは」

「よっしゃ!いい傾向や!」

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部長と課長と私でダイエットの話から美容の話になりまして。

今日は顔がむくんでると、前日深酒疑惑をもたれた私、
くまが出ているというので、私はいつもくま飼ってるんですと言うと
それならコーエンザイムをとオススメしなさる。

なんでも、部長が飲み始めてからえらい調子がいいらしい。
血圧は下がるし、疲れも残らないとか。


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「ていうかな、飲んでからしっかり立つようになったんや」

「ええっ!ほんまですか?」(課長)

「おお、ちゃーんと朝立ちしよる」

「へっ!?そっちかい、実戦ちゃうんかい」(山本)

「おー。実戦は当分してないわー。やらせて。」

「うわー セクハラや」(課長)

「えっ!?てか、して?」(山本)

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い、いや、そこまではいくらなんでも言ってませんけどね。

いつもそこから。

昨日ね、なんかやってたでしょ。ドラマが。
で、たいして面白くなさそうなドラマだなーと思いながら観てたわけなんですけどもね。


あらすじは上戸彩演じる娘が交通事故で恋人を亡くし、
その子どもを妊娠している事から両親(三浦友和賀来千賀子)に出産を反対され、
黒木瞳扮する祖母に助けを求め・・・。というものなんですけどね。

で、まぁこのおばあちゃん、現在はエステ美容業界の会社社長で
バリバリの感じなんですが実は未婚で子どもを産み、女ひとりで育て上げた経験を持っていて
そのせいで娘(賀来千賀子)は父親のいない子を産む事を断固非難している。
そこで可愛い孫(上戸彩)に相談された祖母(黒木瞳)は、これまでの半生を語り・・・。
っちゅーまぁお決まりのパターン。台詞はまるで学芸会風。
唯一、泉ピン子が出てきた箇所だけがこー、ピシィィィッと場面が締まってましたね。


ピン子・・・!


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「あー、賀来千賀子って久々見たけど、ヘボいなー」

「おもんないドラマ。」

「てか。ウザいよね、このお母さん」

「うん、かなりウザいな」(実際賀来千賀子はキャンキャン吠えるスピッツみたいだった)

「なんかさ、なんでいちいちそんな必死なん?みたいな」

「おばーちゃんの方がええよな」

「つか、ありえへん。おばあちゃんやのに綺麗すぎる。」

「うん。ありえへんな。おかあさん役はまぁいいとして。」

「あ?うーん。いや、あの年の娘がいるおかあさんにしては綺麗・・・ん?いや、いるかな。いるかぁ。」(ぶつぶつ)

「?」

「てかさぁ、黒木瞳みたいな人がお母さんやったらいいと思う?」

「んー、ある意味微妙。」

「なんで。いいやん。綺麗やし。」

「だってあんなにドラマたくさん出てたら忙しすぎて家にいなくて、じゃっ、ここにお金置いとくからとか言いそう」

「ま、まぁそう言う時もありえるかも。」

「あの、明日家庭訪問が、じゃっ、ここにお金置いとくから、あぁ〜家庭訪問がぁ〜みたいな。」


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ぼ、ぼっちゃん・・・!




このドラマを素晴らしく解説してらっしゃる日記がありました

 ロハスとTVドラマ - バタアシウサギ

ほとんどの事に意味はない。

今日は仕事を休んで上のぼっちゃんの病院へ。
それから学校で個人面談の予定。



朝嬢ちゃんの方を学校へ送り出し、出発するまで
時間が少々あったので、ぼっちゃんが起きるまでの間
10分だけ寝転がろーっとと思い、念のためアラームをセットしてうたた寝


      ↓


 ペ・ヨンジュンとHする夢を見る


      ↓


     寝過ごす


      ↓


 まだ寝入っているぼっちゃん慌てて起こす


      ↓


 車で向かう途中病院に電話を入れるが時間変えてもらえず。


      ↓


 仕方がないので、新しくできたコーヒー専門店でブレイク


      ↓


 面談をぶっちぎろうかと目論む。


      ↓


  とりあえずいったん帰宅。


      ↓


   ぼっちゃん大便


      ↓  


   続けて母小便 (臭さに抗議)




二人して休んだ意味がありませんでした。罪なぺ様


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「てかさぁ、起きるの待ってる間に寝ちゃって、ペ・ヨンジュンの夢で寝過ごした」

「そんな甘い夢やったんか」

「おっ、甘いな。甘かったな」

「つか、何故ペ・ヨンジュン。そんな好きなん」

「いや、別に」(付き合ってと言われれば付き合う程度)

「でもさぁ、ペ・ヨンジュンが叔父さんとかやったら結構いいかも」

「あ、そやね。お金持ちで優しい叔父さんって感じ」(夢を少し反芻)

チャン・ドンゴンもええかな」

「おかーさんはチャン・ドンゴンは好きじゃないなー。クォン・サンウの方がええなー。
 チャン・ドンゴンだったらむしろウォン・ビンちゃう?」

「ああ。」

「うん。」

「てかさぁ、チェ・ジュウみたいなんがお姉さんやったらええよなぁ」

「君からしたら、叔母さんちゃうん」

「ああ。まぁ」

「というか、お母さんがチェ・ジュウみたいやったらいいよねぇ?」

「ん〜」

「いや、目指すよ?アジアンセレブ目指すよ?」(手は腰、のモデル立ち)

「でも、あんなに仕事で忙し過ぎたら、家にいなくて逆に嫌かもなって」

「そこまで状況読まんでも・・・」

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二人の妄想にはまったく意味がありません。

週明け。

今日は酒粕でパック作りだ!
のまのまイェイ。


そうそう、田中部長が私のためにお土産のおまんじゅーをくれた。
みんなに配る分と別に私だけにひと包みくれたんだけど、
賢い私はちゃんとお昼休憩に事務の女子部にお配りと気配り。

残りは有り難くお持ち帰りしたんだけど、
昨日文明堂工場直売の焼きたてどら焼き買ってたので
ここ数日あんこ祭り決定です。


おまんじゅー食べて黒みつアイス食べて酒粕パック。
和風〜。

最近のオススメ本

  • 石田依良「うつくしい子ども」

良かったー。マジ良かったー。

これに始まり石田作品、読み尽くしてしまえとばかりにサクサクいッてます。
なんて言うのか、「言葉の生命力」があるというか、とにかく素晴らしいっ!
読売新聞のイベント企画で来年3月に石田氏の作品を囲み、芦屋のサロンで(!)トークイベントがあるらしい。行きたい。

んで、ついに「池袋ウエストゲートパーク」を読み始めました。
これってね、一番の代表作なんだろうけどTVドラマ化された有名作ってことで
あえてハズしてみたりなんかしたりしてて。
いや、でもやっぱり面白いわー。


流星ワゴン (講談社文庫)

  • 重松 清 「流星ワゴン」

良かったー。マジ良かったー。

これに始まり重松作品、なかなかいいじゃないとばかりにボチボチいッてます。
日常に疲れた一人の男が死を目前に体験する、ファンタジーストーリー。
「もう死んじゃってもいいかなぁ」という冒頭の言葉が何故か胸を刺します。
ラストはかなり泣けます。



本棚欲しい。