千葉方面にお出かけ

sa-502005-11-13

天気予報を見ていると、週末はなんとか天気が持ちそうです.何をするわけでもないんですが、なんとなく東のほうに向かうことにしました.足はいつもの通りレンタカーなんですが、土曜の夜に借り受け、そのまま東に向かいます.環七からR6、R464と乗り継いで東へ.夜も10時をまわるとぐっと車が少なくなって快適です.松戸を過ぎるとクランク状に狭い道を繋いだ国道になるんですが一応案内標識は完備されていてまよわずさくさくと向かいます.しかしこの辺まで来るともう郊外、といった感じですね.さらに車が少なくなってきたと思ったら、千葉ニュータウン、北総公団線と併走する道は100キロ近いスピードで少ない車が流れていて、ぽつんと暗闇の中にコンビニが佇む姿はR4の北部を思わせるような雰囲気です.
また町に入って成田、ここからは小さな集落が点在する北総台地の中を走りつぎ、2時すぎに栗源町の道の駅へ.この辺はサツマイモの産地、ベニコマチという品種が名産なんですね.ほかに落花生、花卉と園芸地帯らしく、寝ているといつの間にか朝市に来た軽トラックに囲まれていたり.

銚子ウマー(゚д゚)

朝になって、さらに東へ.そういやこの軽、ナビなしだし土地勘が無いのでなんとなく狭い県道に迷い込みます.際立って特徴になる地形もなく、集落と集落を県道が淡々と縦横につながっている、しかも昔ながらの道ばかりなので分かりにくいですねえ.いつの間にか前を海岸沿いの市に向かう路線バスが走っていました.こういう地形だと車中心になってしまうのも分かりますが、域内交通が中心だからこういう道路状況でも対応できているんでしょうね.
9時ごろに銚子について、町の中うろうろ.銚子って・・・観光地、というわけでもないのか.駅前はひっそりしています.道に迷っていると畑の向こうに銚子電鉄のか細いレール.ぐるっと回っているとまた駅前に戻ってきました.工場があるのはヤマサしょうゆの工場ですね.
銚子の港の脇のポートタワーをごそごそ見ます.市場の横の直販所、といった感じなんですが、あんまり規模は大きくないですね.朝早くにあいていないのもちょっと残念です.朝市の観光需要とか掘り起こせると思うんだけどなあ.開いている食堂、サンマウマー(゚д゚).観光地値段だったけど.
それにしてもやっぱり漁港町で買うと魚は安いなあ.

さらに南へ

今度は南に転進して、九十九里海岸を南へ.県道33が海岸沿いに走っているのですが、道自体は集落を繋ぐ昔からの道というのは変わりません.走っていると、そこここにばあちゃんが固まって世間話に興じているのを見ることが出来ます.小さな集落の中には二つ三つ商店があって、また松林と畑が続いています.そういえば国鉄の東金から九十九里鉄道つう軽便が昔走っていましたね.東金から九十九里まで、わずか10キロに満たない距離を30分かけて、単端のディーゼルカーがトレーラーをひいてごとごと走っていたとか.京成系のバス会社としてまだ会社は残っていますが、今は鉄道を廃線にもっていった路線バスが今度は車に駆逐されつつあるわけで.沿線風景は今でも昔ながらの街並みで変わっていないようですが、そこここで見かけるおばあちゃんは軽便があったころの利用客だったりするんでしょうね.町の見た目は変わっていなくても、構造は少しづつ変わっていっているようです.その九十九里、バス停も九十九里鉄道なんですが、そこからは海岸沿いの有料道路で一気に南下.おお、太平洋だ.
大原から西に転進して大滝、市原ぞうの国.感動的に分かりづらいところにありますが、里山は奥深いもんです.動物園のあり方というのはなかなか難しいところがあるかとは思いますが、数少ない純粋な民営の動物園ということになるんでしょうか.民営というのは資金的にもかなり厳しいんだなあ、というのが分かりますが、なんとか踏みとどまっている様子.動物とのあり方というのはいろんなあり方、考え方があるわけで、昔教科書に載っていた「ぼろぼろな駝鳥」(高村光太郎)を思い出したりもするんですが、一概には言えないんだろうなあ、とか考えながらのんびりと.

夕やみ迫るR297はかなり長い渋滞になっていました.行楽日和の車がいっせいに帰路に着いたからでしょう.この先は京葉道も渋滞の名所、並行して走る小湊鉄道はかたや駅に裸電球がともって夕方の気配.この車利用の一部が鉄道にふりかわればなあ、といつも思うんですけど、かくいう自分なんてレンタカーで都内から来ているわけで説得力全然無いんだよなあ.実際に鉄道のほうが時間的には便利なんですよね、なんかうまい具合に出来ないかしらん.