赤村トロッコ油須原線

ご無沙汰しています。

さて、秋の連休の2日目、福岡から車で2時間弱の赤村へ。

役場横の駐車場から、平成筑豊鉄道赤駅に向かうそばから、こんな風景が。

赤村の駅前・・・には怪しいレールが。

赤村は福岡県田川郡、英彦山の近くから行橋に流れる今川に沿って広がる小さな村です。どこまでも田園風景が広がる静かな村。そこで、村おこし・・・になるんでしょうかね、トロッコを走らせているというので、ちょっといってみました。


この「赤村トロッコ油須原線」とは、平成筑豊鉄道赤駅前を起点に、未完線のままだった国鉄油須原線の跡(予定地?)に610mmの軌道を引いたものです。線路は赤駅前を起点に北に向かい、カーブしてやがて西へ、トンネルを1つくぐり、築堤上を走り、2つ目のトンネルの中、大任町と赤村との境手前で折り返す往復約2.5km、30分弱の線です。車両は岐阜の神岡鉱山から来た2tBLがボギー客車(?)3両を牽引。結構しっかりした作りです。

さて、昼過ぎに着いたのですが、ちょうど着いた列車からは20人位お客さんが降りてきていました。駐車場ががらがらで、一瞬「日にち間違えたかな?」と思ったのですが、失礼いたしました。

あっという間に、列車の前では記念撮影が。ほとんどが小さなお子さん連れ、という感じです。

運転台・・・ま、関係ないですけどね。

乗ってみました

乗ってみました。乗車には、整備寄付金として300円、払うと硬券様のきっぷをくれました・がらがら、どかん、大きな音をたてながら走り出します。


油須原線の跡は水路に転用されており、その上にコンクリートのふたをして、トロッコの線路を引いたようになっています。ということで、一応全線併用軌道風。

駅から切り通しを抜け、トンネルを抜けて築堤、そしてトンネル。片道10分強、結構堪能です。緑がきれい。


ということで、赤村トロッコでした。あんまり知られてないからか、運行日の関係か(春〜秋の月1日)、北九州、福岡のどちらからも結構遠いからか、思ったよりもずっと空いていました。そして、ほとんどの人が車でやってきて、乗って楽しんで、すっと帰っていくパターンのようです。そして、起点の赤駅自体村の名前がつき、行政機関が回りに集積していますが、実は新駅で回りに何もないようです。どうやって滞在してもらうか、というのも難しい問題なんでしょうね。