サイコロ

/.Japan ネタ。20面ダイスが普通と思ってはいかんでしょう。少なくとも古代ローマ期以前では直方体の六面サイコロが一般的だった模様。
サイコロ遊びが沢山言及されている古代ギリシアプラトンの中で言えば、『法律』第12巻 968E9 では立方体のサイコロを三つ投げて三つとも六が出れば勝ちで、三つとも異なった数字が出れば負けという表現が比喩として用いられている。
その他、将棋と言うか碁と言うかそのような遊びもあったらしいし、スゴロクのような遊びもあったようだ。ギリシア文明を基本的に受け継ぎ、その数百年後に栄えた古代ローマなら、遊びの内容がかなり複雑になっていたとしても不思議ではない。
ちなみにギリシアではギリシア文字(アルファとかベータ)にアポストロフのような記号を付加して数字をあらわしますが、リンク先の写真に映っているのが記号なのか数字なのかは不明。というか、この手のブツで出土地も書いてないなんて、無価値だよ!1920年代にエジプトで入手したそうだが、怪しいなあ。日本で言えば大正時代に上海で買った中国の骨董なんて、誰も本物とは信じないでしょうね(笑)。