草木染の糸で

しばらく前に、サクラ、ブルーベリー、ビワで染めた3種類の糸で5m弱の布を織り上げました。年明けから手持ちの糸を布にするべく、ほぼ毎日のように機の前に座る日々が続いています。今朝は昨夜織り上げたこの布を洗い上げて干しました。次は何をと考えるのは楽しくも、難しくもあって、手持ちの糸のあれこれを取り出しては悩むこと暫しと言ったところです。

 

からだ動き回復センター(pint)に通い始めて8カ月になります。姿勢が良くなり「さくらさん背が少し伸びましたよ。颯爽と歩いていましたね」などと、嬉しい誉め言葉に気を良くしていますが、先日は家で横になった姿勢で開脚をし過ぎ、もも裏の筋肉痛になりました。そろそろ10日経ちますが、思うように回復しないので、今日は午後から行きつけの整形外科に行ってくるつもりです。1週間ほど前に「治るまで大分時間がかかりますよ」と言われていますが、連休に入る前に診察していただこうと思っています。

ヤモリ

4、5日前に強風が吹くという予報に、縁台に敷いたマットが飛ばされないように、レンガを重しにしておきました。それから2日程、レンガを片付けた後に小さなヤモリがつぶれていました。演台下からレンガを取り出した時に、レンガの下で寝ていたのかと推測しましたが、すっかり潰れてしまったヤモリは猫ヒタの隅に埋めてあげました。このところすっかり見かけなくなっていたヤモリ、久しぶりに目にしたヤモリ、こんな姿で目にするとは。気がつかなかったとはいえ「ごめんね」という思いで埋めてあげました。

 

白花モッコウバラ、ナニワイバラ、ムタビリス、ガーベラ、などなどが元気に咲き始めて、猫ヒタもようやく春の草花で賑やかさが増してきました。巣材運びに余念がないのは、キジバトの番です。のんびり朝のお風呂を楽しんでいたさくらの耳に、キジバトの鳴き声が聞こえてきました。キジバトもそろそろ抱卵の時を迎えたのでしょうか、下隣のお宅のマツの木の中ほどに作った巣で抱卵する姿が思われます。

市立博物館

昨日は出かけていた娘と駅で落ち合って、ひと駅隣の駅前の県立公園にある市立の博物館へ行ってきした。日曜日で何時より人出はあるものの、相変わらず静かな公園で最後の桜を楽しんでから博物館へ。公園の下に住んでいた頃から、時々訪れる博物館ですが、展示品もあまり変わらず、もう少し工夫が必要という感じで、企画展の内容に興味が持てるときは出かけてみる程度ではあります。今回は市内で見ることができる植物の標本とボタニカルアート、収蔵品の植物があしらわれた着物、工芸品の展示でした。200円という格安な入館料で、今回は市内の「植物図鑑展」ー標本からアートまでーと銘打った企画展でした。小さなハンドブックには市内で見ることのできる植物が載っていて、それを持って市内の散策をという言葉が添えられていました。身近で目にする植物が200種類余りの写真と展示されていた工芸品の写真も添えられ、これをもって出掛けてみようかと考えています。

 

猫ヒタの花々もこのところの気温の上昇にひと際盛り上がった株が目立ち始めました。遅い秋から咲き続けているビオラは勿論、ネメシア、ナツシロギク、デルフィニューム、ヒメウツギ、ヒューケラ、ローダンセマム、ミヤコワスレガザニアオダマキのいろいろとこれからの開花が待たれる季節になりました。シジュウカラも抱卵を始めたようで、巣箱の周囲は静かで、今年は巣立ちの時期も早まりそうだと期待しています。

3猿人形焼き

3日ほど前の夕方の事、前触れなく来た仲良しのSさん。「日光に行ってきたの」タイ焼き風のあんことクリーム入りの焼き物と、3猿をかたどった人形焼きを手に「これを買いに午後から日光まで行ってきた」との事。昨日の午後から娘さん家族と行ってきたとの事で、「帰ったら9時になっていたので」という事で翌日届けてくれたのでした。3猿の人形焼きを、言わずは娘が、聞かざるはさくらが、見ざるは2人で分けていただきました。それにしても家族で日光までこれを買いに行く気力は持ち合わせない我が家と、いつも元気なS家の家族のパワーに脱帽です。

 

今朝は気になっていた猫ヒタの手入れ。階段わきの花壇は草取りだけで簡単ですが、花が咲き始めた草はそれなりに可愛らしく「ごめんね」という感じです。それでもそれらを抜いて置かないと、これから陽ざしが強くなるとあっというまに草ぼうぼうの花壇になってしまうのです。日当たりの良い前庭は草取りと、少しの植え替えをして、家周りに敷きつめた砂利の中に映えた草は簡単に抜け、空き家になった裏隣りの庭から根を伸ばしてきたドクダミは、気を付けないとあっという間に蔓延ってきそうで要注意です。チューリップとクリスマスローズは花柄を摘みました。ネメシア、イチゴ、ビオラ、が咲き始め、西洋オダマキ、ローダンセマム、ミヤコワスレ、ナニワイバラは蕾が膨らみ始めて開花が楽しみです。

 

何年振り?

久しぶりに伊豆に住む兄夫婦に会ってきました。3泊4日の旅でしたが、出かけるときからの悪天候に「雨女に戻った」と娘に言われるほど天気に恵まれない旅でした。それでも2日めには3人でいつも行く池地区と呼ばれている、低い山に囲まれた田んぼの周囲を歩くことができました。大雨の影響で崩れてしまった土砂が田んぼに入り込んで、この2年ほどは田んぼの改良に取り組んでいて、それはまだ時間がかかりそうな作業に見受けられました。義姉とは久しぶりのお喋りに「良く話があるねえ」と半ばあきれられるほど。溜まった話に時間を費やしました。

 

最近草編みにはまっている義姉の作品を見せてもらい、さくらの手持ちの糸や青苧が役に立ちそうなので、帰宅して早速遊び部屋の衣装ケースに入れた糸を探し、玉巻器で何色かの麻糸を玉に巻きました。今日はコンビニから伊豆に送りたいと思っています。猫ヒタの西洋オダマキの花芽が大きく伸びて蕾をつけ始めました。これからの春の陽ざしに次々と草花の芽が伸びて来ることと楽しみです。

春の花

昨年の秋に植え込んだ球根類が咲き始めました。薄い黄色のチューリップは2年ほど前に買い求めたものですが、3年目になる今年は秋に植え場所を移して、10個ほどの球根を入り口近くの花壇の端に植え込みました。小さめの花が15輪ほどついて、急に暖かくなった昨日は、全部の蕾がほぼ開花しました。その奥には5色のヒヤシンスも咲き始め、ミニスイセンも鮮やかな黄色の花がもう少し目を楽しませてくれそうです。裂き渋っていた感があるサクラももう少しで満開となるでしょう。

 

バラのアーチに取り付けたシジュウカラ用の巣箱にも、このところ番らしい2羽が出入りし始めました。今年は少し早い時期に巣作りが始まって、抱卵は2度ほどになるかと期待しています。ハトも番で訪れ、ヒヨドリは水場で入念な水浴びに余念がありません。いよいよ春と感じるような陽射しが眩しく、猫ヒタの手入れに気が向き始めたこのところのさくらです。

朝の事

一日の始まりに、ルーティーンのようにこなしていることがあり、毎日それが終わらないと「今日は出来なかった」と思ってしまい、「明日はやろう」と思うことがあります。起き抜けに口を漱ぐ、牛乳沢山のコーヒー、白湯を飲む、新聞を読み血圧を測る、前日の「天声人語」を書き写す、「源氏物語」を読み下す、これらが毎朝の習慣です。日によって「源氏」までたどり着かないこともあって、今日は出来なかったという事はままあります。これらが終わって朝食をとるのが毎日の習慣で、それほど大変なことではなくて、やりたいことをやっているというほどの事なのですが、友人に話すと「すごい!」と言われます。「天声人語」の書き写しは1年を過ぎて、ノートは13冊目に入って、1年が過ぎました。今までのノートはとってありますが、使い道はなく、もう一度読み返してから処分しようかと考えています。

 

45cm幅の綿布は5m弱に織り上がって、次は有りきりのクリの渋皮染の綿糸を経糸に張って、何で染めたか忘れたまま取り置いた極細の糸の3本取りを緯糸にして、38cm弱の幅の綿布を織り始めました。前に使った薄灰色の綿糸も2本取りにして、2色の糸を1段おきに織っています。織三昧の日々に感謝。