『ONE PIECE』あのキャラのモデルが語る裏話
マンスリーよしもとPLUS ( プラス ) 2009年 12月号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: ワニブックス
- 発売日: 2009/10/31
- メディア: 雑誌
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巻頭特集は「『ONE PIECE』緊急座談会」。
南海キャンディーズの山里亮太、NON STYLEの井上裕介、オリエンタルラジオの藤森慎吾、フルーツポンチの村上健志が『ONE PIECE』について熱く語っていました。
まあ12/12から公開される映画「ONE PIECE STRONG WORLD」の宣伝も兼ねてなのでしょうが、
−−みなさん、『ONE PIECE』はいつ頃から読みはじめたんですか?
井上 僕は『ジャンプ』の連載第一話からですね
村上 僕も連載前に掲載された読み切りの『ROMANCE DAWN』のときから。
(P14)
と、筋金入りの『ONE PIECE』好きな芸人たちによる座談会だったのでけっこう面白かったです。
この座談会の中で、とある『ONE PIECE』キャラのモデルについての話が。
村上 原作にも山里さんを彷彿とさせるキャラが登場してるんでしょ!
山里 尾田先生から、「山ちゃん、今度南海キャンディーズっぽいキャラが出てくるけどいい?」って言われて。
井上 めっちゃええやん!
藤森 えっ?尾田先生から「山ちゃん」って言われてんすか!?
井上 そこはええやん(笑)。
山里 スリラーパーク編に出てくるドクトル・ホグバックとシンドリーに南海キャンディーズっぽい要素が盛り込まれてるんだよね。
藤森 シンドリーちゃんってもっと可愛くなかったですか(笑)?
山里 顔とかじゃなくって、ふたりの会話のやりとりが南海キャンディーズっぽいのかなと。
村上 言葉運びと展開がね。
山里 「ちょちょちょっと!! シンドリーちゃん!!もういいって言ったのに!!! 言うこと聞いてもらえないと俺立場ないぜ!!!」とか。
藤森 確かに山里さんっぽい(笑)。
(P14)
見事にこのシーンが南海キャンディーズの声で再生されました(笑)。
しかしまあ、言われてみれば確かに二人の軽妙なやり取りは南海キャンディーズの掛け合いを彷彿とさせます。
山里は漫才の中で、しずちゃんがいくらおかしなことをしても絶対に叩かない、怒らない、バカにしない。あくまでも彼女の立場を尊重しながら、控えめに切れ味鋭い一言を放って笑いを増幅させる。マイペースなしずちゃんに振り回され、殴られ、ボロクソに言われながらも、山里はどこまでも彼女を温かく見守る。コンプレックスに囚われ、荒んだ心を抱えた男が編み出した愛にあふれた漫才は、M-1の晴れ舞台で爆笑を勝ち取った。
(南海キャンディーズ しずちゃんを化けさせた山里亮太の「コンビ愛という魔法」|日刊サイゾーより)
どうやら調べてみたところ、スリラーバーグ編に登場する三怪人は当時公開していた映画「ONE PIECE エピソードオブアラバスタ 砂漠の王女と海賊たち」の応援団をしていた、ロンドンブーツ1号2号の田村淳(=アブサロム)、矢口真里(=ペローナ)と南海キャンディーズ(ドクトル・ホグバック)をモデルにしていたようです。
『ONE PIECE』には海軍大将をはじめ実在の芸能人などをモデルとしたキャラが出てきますが、こういった「モデルとなった人からの裏話」というのは新鮮で面白かったです。
この雑誌では他にもよしもと芸人たちがマンガについて座談会をしたり語ったりとなかなか面白い記事が満載でした。
そんななか、山ちゃんの相方は
山崎静代
「杜王町に私も行きたい」と思って読んでました。ジムでサンドバッグを連打するとき、空条承太郎のスタープラチナを思い浮かべて「オラオラオラ!!」って言ってます。あの気持ちになると、しんどいけど頑張れるんですよね。
(P37)
とエンジン音だけ聞いてブルドーザーだと認識できる*1ぐらい当たり前のようにジョジョを推していましたが(笑)。
*1:荒木飛呂彦『ジョジョの奇妙な冒険』巻27、P69より